第9回埼玉県伝統武術演武大会

個人的に興味のある流派が演武されるということで行ってきました。

 

あざみ野から渋谷までは急行で約20分。

 地下のホームからさらに下って、東京メトロ副都心線に乗り換えます。以前は改札口を出て延々と歩かなければいけませんでしたが、今ではすっかり便利になりました。でも地下からさらに地下に下って、やっぱり延々と歩いて。なんだかまるでアリの巣かダンジョンのようで、少しこわいくらいです。

渋谷駅 |駅構内図|東急電鉄

 昔は案内表示があっても迷うようでしたが、最近の案内表示は色も形もわかりやすくなりました。こういった工夫は大事かと思います。

 副都心線に乗り換えると、東武東上線直通の急行に乗ることができました。これで乗り換えなし。らっきー。1時間弱で川越に到着です。

 川越駅で下りると、巨大なオブジェがお出迎え。バス停を確認してから食事。予定より1本早いバスに乗ることができました。

 会場には11時に到着。12時30分開演ですから1時間半も早い。うーん、どうしたものか。。。

 ちょっと散策してみることにしました。

 来た道を戻ると、遠くに巨大な木造の鐘楼が見えました。むむっ、そういえばテレビで見たことがあるような。道の脇には「小江戸川越」なんて看板も。家を出るときに美人秘書が唱えていた「コエドカワゴエ」という呪文はコノコトダッタノカ。。。着物で歩いている姿もちらほらと見かけます。

 着物屋さんやダンゴ(當"ん古")屋さんの前を通って、時の鐘の下を潜り抜けると薬師神社がありました。病気平癒のご利益があり、特に眼病には著しい効果があるそうです。お参り。

 さらに歩くと、雰囲気のある蔵造りの町並みが。食べ物屋さんもずらりと並んでいます。美人秘書なら大喜び、子猫は退屈でふてくされてしまう姿が目に浮かびます。いつも板挟みのワタシです。

(時の鐘の上になんか写ってますが、ただの指ですので気にしないでください。。。)

 ぷらぷらと歩いていると、案内板に武道館の文字が。さー、観光はここまで。武道館に直行することにしました。なぜ用もないのに武道館に行くのか。そこに武道館があるからです。

 モダンな美術館、おしゃれな博物館の横を素通りしますが、武道館の案内はどこにも見当たりません。(ちなみにグーグルマップにも武道館の表示はありませんでした。)でも撃剣の音に導かれて、無事に到着することができました。

 1階は柔道場、2階は剣道場です。観客席や通路はないようでしたので、入り口から中をのぞくだけ。どちらも試合か大会だったのでしょうか。とてもにぎやかでした。弓道場もあるようですが、ちょっと見当たらず。別の場所なのかも。

 ちなみに川越は、居合の始祖 林崎甚助重信の終焉の地だそうな。記念碑も建立されていて、追悼演武大会もあるようです。(けっきょく観光地巡りグルメ散歩では終わらず、武道に関連してしまうというのがお約束ですね。)

 会場に戻ると11時50分。ちょうどよい頃合いです。受付の方に聞くと、開場は12時5分だけれどホールでお待ちくださいとのこと。

 ちなみに入場料500円にパンフレット200円でした。やすっ。

 でもでも、ホールの壁には、ビデオ撮影禁止の張り紙が。がっくし。せっかく充電してきたのに。。。ということで、演武の流派名だけ。

 陣貝術、甲源一刀流剣術、秩父気楽流柔術、神道無念流剣術、新陰流兵法、一刀正伝無刀流剣術、駒川改心流剣術、浅山一伝流体術、制剛流抜刀術、四心多久間四代見日流柔術、一心流薙刀術、三神荒木流柔術、先意流薙刀術、正木流万力鎖術、民弥流居合術、宝蔵院流高田派槍術、天神真楊流柔術、虚無僧尺八、関口流抜刀術、九鬼神流棒術、澄水流打拳体術、高木楊心流柔術、神道夢想流杖術、虎倒流骨法術、一角流十手術、神道天心流拳法、琉球古武術

 約3時間、休憩なし。観客席は薄暗かったせいか、目が少し疲れました。(日本武道館もけっこーきついです。明治神宮は屋外なので大丈夫なのですが。)

 実は以前にも、この演武大会を見に来たことがあります。12年ほど前です。(そのときは第3回でしたので計算が合わないと思ったら、2年に1回の開催だそうです。12わる2たす3は9。御明算)

 第3回は浦和の埼玉県立武道館でした。演武流派も今回とはだいぶ違います。記録を読み返すと、当時はなんにも知らなかったなーという感じです。(今でもあんまり詳しくはないのですが。)

 今までは古武道の演武大会を見に行っても、合気道や居合の観点から見ていたような気がします。でも今回は、剣術、柔術の観点からも見ることができたような。勉強になりました。(観客席にはちっこいのに三尺刀を抜く人の姿も見えました。KKさんはわかりませんでした。)

 閉会式まで拝見して、またバスに。事前に調べていたのは1時間に1本のシャトルバスだけでしたが、実際には私営バスもあるようで、間もなく来たバスに乗ることができました。

 帰りの電車は直通に乗ることはできませんでしたが、急行から急行また急行と乗り継ぐことができました。これも日ごろの行いのおかげ、ではなくてそういうダイヤを組んでくれた電車会社のおかげです。

 無事に帰宅して、ごはんを食べて。子供の五歩拳を見て就寝。

 

 あぁっ、家にお土産を買ってくればよかった。いま気がつきました。。。次回は気をつけようと思います。