いつもの稽古 H27.2.7(土)夜

さて、いつもどおり棒廻しから。

上手な方も、よく見ると回転が一回多かったりします。

一回ごとに左右に転換すると、とたんに難しくなりますね。

回転の面が乱れたり、スピードに緩急がついてしまったり。

均一に均質に均等に動けるといいですね。棒廻しに限りません。

男の子は、気付くと棒が逆回転になったり、体も回っちゃったり。

うーん。。。でも、自由でいいですよね。

無理に強制して矯正してもあまり良いことはないでしょう。

徐々に徐々にと思っています。

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大石神影流剣術


構え

いつもどおり、呼吸に合わせて深くゆっくり。

下段や車の構えのまま、前後に動いたり。

構えだからと、居付くようでは困ります。


素振り

応用の素振りも、二回目ともなると手慣れたものです。

でも油断せず、きちんと稽古してほしいと思います。

自分の体との対話を忘れずに。


試合口五本

今回、お母さんは体調不良で稽古お休み。

チビッ子ペアと、お父さんペアの二組で稽古です。

組みやすいのはいいのですが、やっぱりさびしいですね。

早く元気になって、来週はお越しいただきたいと思います。


打太刀は、右面か表面を打つ。どちらかは事前に決めない。

仕太刀はそれをさばく。

という稽古をしてもらいました。

一本目と二本目の稽古ですね。

そんなに難しいことではないと思うのですが、やっぱり

最初は戸惑います。でもすぐに慣れました。


打太刀は、正面を打つか、裏から水月を突く。

どちらをするかは事前には決めない。同様です。

でも、今回は打たれたら負け。その前に揚げ小手を打つ。

突かれたら、もちろんきちんとさばかないとダメです。

三本目と四本目の稽古です。


あらかじめ決められた手順をただなぞるのではなく、

きちんとその場その場の状況に対応する。

武道の修行の眼目の一つです。

ただこれは、別に武道に限ったことではないと思います。

仕事でも、生活でも、人付き合いでも。

間と間合い、適切な対応が重要です。


五本目は普通に。上段からの打ち込みを請け流して勝つ。

ただそれだけ。いつもと同じです。なにも難しくない。

でもなんだか、上段になるのを忘れてしまったり。

いつもと違うことをすると、調子がくるうものですよね。

でもこのくらいでそれでは、遣いものにはならない。

なんでも、経験と場数が大事かと思います。

不用意な慣れは、ただの危険でしかありません。


最後に普通に、一本目から五本目までを通してもらいました。

いつもと同じ相手、いつもと同じ動作、いつもと同じ順番。

でもいつもと同じでしょうか。

ここで油断するようでは困ります。

相手はいつなにをしてくるかわからない。それが普通です。

なにがあっても、平気のへーで対応できるといいですよね。

がんばって稽古しましょう。


一本目から五本目までを決めずに稽古したいところですが、

さすがにまだ無理があります。木刀だと危ないですし。

防具と竹刀があれば、そういう稽古も楽しいかなと思います。


構えと素振り、試合口五本の稽古しかしていません。

でも、やるべきことはたーくさんあるのです。

楽しみましょう。

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無双神伝英信流抜刀兵法


大森流 初発刀

いつもどおり、初発刀を繰り返します。

あちこちと直したいところもありますが、あえて言わず。

代わりに、一人ずつ前で抜いてもらいました。

他の人には、黙ってそれを見てもらいます。

あえて、あれこれとコメントもせず。

それぞれが見て感じたことがすべてです。

どこが違うか。どこが同じか。指導者は同じはず。

よく見て取りましょう。

そして自分がどうかを客観的に観察できるように。


抜き付けと納刀における上体の状態については、

少しご指導いたしました。

無双神伝英信流の特徴の一つかと思います。

よくよく稽古していただきたいと思います。