大牟田市 熊野神社奉納演武(雑記)

金曜の夜から広島へ。前泊ならぬ前々泊です。

新幹線でひと眠り。

名古屋西支部長と合流して、山陽本線に乗り込みます。

金曜の夜のせいか、大変な混み様です。 

私はキャリーバッグと刀袋だけですが、

名古屋西支部長は相変わらずの大荷物。

キャリーバッグ、刀袋、手提げ袋、三脚、ビデオカメラ、

ノートPC、お土産袋、あんどそーおん。。。

なんとか自分の立ち位置だけはキープして、

ふんぎゃー!!!と斜め立ちしている名古屋西支部長を

生暖かく見守ります。

あ、そうそう。心優しい横浜支部長は、

名古屋西支部長の刀袋を持ってあげたみたいですよ。

ここだけの話し。


駅で館長に拾ってもらって、三人で温泉へ。恒例です。

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土曜の朝は、体育館で演武のリハーサル。

業の稽古というよりは、入退場や立ち位置の確認がメイン。

熊野神社の神楽殿は、横幅6mほどとか。

この線を目安にと演武してみると、普通にハミ出るし。

うーん、狭い。

館長に押し込まれたら、何者も止めることができません。

じゃがーのーと

壁があるから良いですが、壁がなかったら落ちてしまう。。。

大石神影流剱術を一回だけ軽く通して、、、

あ、太刀打と詰合は稽古しませんでしたね。そういえば。

いま気付きました。。。

途中、ツバメ?が舞い込むアクシデントがありましたが、

窓を開け放してなんとか逃がすことができました。


さあ、出発です。車で福岡県大牟田市へ。

大石神影流剱術宗家継承式のことを思い出します。

昨年の4月20日ですからまだ1年しか経っていません。

でも遠い昔のことのように思えて、とても不思議な感じです。

横浜支部稽古日記:大石神影流剣術第7代宗家継承式

 

今回も壇ノ浦PAでは、関門橋を眺めながら、

“開運招福丼”をいただきました。

下関名物「ふく」と「福」を掛けているのでしょう。

#これで宝くじでも当たったら、貫汪館に寄付します。

 莫大な累積赤字の解消に充ててもらいたいです。

 

ようやくやっとこなんとか無事に、大牟田に到着。

大石家のお墓参りをして、熊野神社へご挨拶。

神楽殿は予想通り狭いうえに、足元が滑る滑る。

ぴかぴかのフローリングはつるつるでした。

当日は、濡れ雑巾で足袋の裏を湿らせる予定。


夜はまた温泉へ。二日連続なんて、贅沢ですね。

翌日の奉納演武に備えて、少し早く就寝しました。

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日曜の朝は、少し早目に熊野神社へ。

会場のチェックをして、最終設営まで。

クリスタルボウルの搬入のお手伝いも少し。

社務所をお借りして紋付き袴に着替えます。

続々と集結するお客様にご挨拶などしていると、

あっという間に時間です。


奉納演武は、館長の挨拶からスタート。


クリスタルボウルはとても幽玄な響きでした。


瑞穂舞は、ステージ横で音響担当。と言っても、

CDデッキのスタートボタンを押すだけですが。

廣島護国神社奉納演武に続いて二回目とは言え、

タイミングを間違えないように緊張しました。


貫汪館の古武道は、いつもどおり三流派の奉納です。

横浜支部長として、多くの演武を奉納させていたきました。 


澁川一流柔術

 今回もなし。いずれ近いうちに


大石神影流剱術

 鞘ノ内は、館長と名古屋西支部長と一緒に

 陽之表陽之裏二刀小太刀は、館長が仕太刀でその打太刀を


無雙神傳英信流抜刀兵法

 居合は、今回はなし。

 太刀打と詰合は、館長が遣方でその相手を 


顧問の先生からは、

“あんた、ようけ稽古しとるのう。違和感がなかったわい。”

とのお言葉をいただくことができました。


今回の演武はすべて館長がお相手ですから、

こちらはただ必死に相手をするだけのこと。

もともと年に数度しか手合せができません。

演武の稽古はしておらず、今回も前日に一回通しただけ。

ただ一生懸命に打ち込み、ただ一生懸命に請ける。

形の演武というよりは、真剣勝負のようなものです。

もしも違和感なく演武ができていたのだとしたら、

それはお相手が館長だったからかと思います。


ただ業や手数そのものには間違いはありませんでしたが、

演武と演武のつなぎを一か所間違えてしまいました。

ここらへんはいわゆる“演武”の練習が必要なところかもしれません。


心配していた足元については、

事前に舞台を濡れ雑巾で何度か拭いて床を湿らせて、

足袋の裏も湿らせましたので、前半はとくに問題なし。

ただ後半は演武が続いて床も足袋の裏も乾いてしまい、

だんだん危険な状態になりました。

それでもなんとか、無事に終えることができました。


大石神影流剱術には、仕太刀が打太刀を追い込む手数が多数あります。

演武では、館長に何度も壁に押し付けられ。

(宗家は、笑いながらご覧になっていらしたとか)

もちろん前に相手がいるのに後ろを見るわけにはいきません。

ぎりぎりの間合い調節でなんとかしのぎました。

よくがんばった←自分

それにしても、壁があって良かったです。ホント。


最後の館長の居合とクリスタルボウルのコラボは、

急きょ、館長が神楽殿前の砂利の上で居合を抜くことに。

クリスタルボウルの幽玄な調べとあいまって、

とても不思議な空間となりました。

あれは、あの場にいないとわからないかもしれません。

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帰りは大牟田駅から鹿児島本線で博多まで約1時間。

博多からは新幹線で新横浜まで5時間弱。


鹿児島本線という名前を聞いて、

ずいぶん遠くへ来ていたんだなあ。といまさら気付き。

大牟田と聞いてピンと来ず、

鹿児島と聞いて初めて実感したのでした。

#日本地図を見ると、日本列島の左半分を横断ですね。


さて、例によって、撮影したビデオをさっそくチェック。

いまどきのビデオカメラは、えーぶいしーえいちでぃーろくがした

えむつーてぃーえすふぁいるを

ゆーえすびーけーぶるでぴーしーにだうんろーどして、

その場でチェックできるのですのよね。

赤白黄のケーブルもなくて、えいちでぃーえむあいけーぶるだし。

#名古屋西支部長に聞いて、少し勉強しました。


ビデオを見ながら、演武についてあれこれと。

でもって、このDVDをもらえるなら、

クラウドファンディングに協力していただいた皆様も

決して損とは思わないよね。

なんて話しをしました。

いや、ホント。ステマなどではなく。

楽しみにお待ちいただきたいと思います。

ちなみにクラウドファンディングは、5/24(日)まで受付中です。

https://readyfor.jp/projects/kumanojinnjyahounou

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来週は通常どおりの稽古です。

 

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