特別稽古

久しぶりに二日ほど仕事を休みました。

火曜の夕方から突然くしゃみと鼻水が止まらなくなり。

夜には喉が痛くなって、頭が痛くなって、微熱も出て。

水木はたまたま合間だったので、思い切って休むことに。

病院へ行くと、思いのほか重症のようで。

大量の薬をもらって飲んで。

少しのんびりして、散らかった部屋の片付けなどを。。。

と思っていたらそれどころではなく。

けっきょく丸二日ぐったりしていました。

4月の繁忙期を終えて、季節の変わり目で、

貫汪館の行事や運営もあれこれと重なり。

だいぶ疲れが溜まっていたのかもしれません。

金曜も休みたいところでしたが、さすがにそうも行かず。

無理をして出勤、なんとか一日を終えました。

緊張をしていれば風邪なんて引かないものですが、

すっかり気が弛んでしまったのでしょう。


さて土曜。

あざみ野の隣り駅であるたまプラーザへ。

所用で上京された館長のお迎えです。

岩国から羽田へ飛行機でお越しとの由。

たまプラーザへの直行バスをご案内したのでした。

電車よりも数百円だけ高いのですが、所要時間も少し短く、

何度も乗り換える必要がないので便利です。

荷物が多いときには、なおさらのことかと思います。

少し早目の昼食を摂っていただいて、拙宅で少しのんびり。

あれこれとお話をしていると、あっという間に1時に。

場所を移動して、特別稽古のスタートです。

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今年は、貫汪館設立二十周年記念ということもあって、

各地での奉納演武が目白押しです。

演武に際して、館長の相手役を仰せつかっています。

無双神伝英信流と大石神影流剱術は今までにも何度か。

そして今度は、澁川一流柔術の受けも。


澁川一流柔術

四留、込入、懐剣打込、御膳捕、三尺棒、半棒

素手で掴みかかり、襟を捕り、懐剣で打ち込み。

投げられ、倒され、棒で払われ。

フローリングでもとくに受け身には困らないのですが、

遠くに回ろうとせず、その場で落ちるようにとのこと。

流派によって、受け身も違うものです。


大石神影流剱術

陽之裏、二刀、長刀合

ゆっくりと、間合いを確認しながら。

いつもとはまた違った稽古です。まるで別の流派のよう。

上段の構えもまた手直しをしていただき。

立ち姿勢についても細かくご指導いただき。


無双神伝英信流抜刀兵法

とくに稽古せず。毎度のことですね。あは


風邪で本調子でないため、いつものとおりには動けず。

でも、それが却って良い場合もあります。

余計な力が入らず、いつもの思い込みから脱して、

素直に動くことができたかもしれません。

いつもよりもさらにゆっくりの稽古もちょうどよく。

動きが良くなった、とのお言葉をいただくことができました。


ケガと病気は稽古のチャンス。

無理のない範囲で稽古ができると良いですね。

1時間半ほどでしたが、とても密度の濃い内容でした。

なんと言っても、館長のマンツーマン指導ですからね。

なんて贅沢な。

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帰宅して、シャワーを浴びていただいて。

二人で大量のコーラをがぶ飲み。

大きなペットボトルはあっという間に空になりました。

廣島護国神社奉納演武などのビデオを見ながら、

さらにあれこれとアドバイスをいただき。

今後の稽古の課題といたします。


夕方になって、館長を駅までお見送り。

東京の友人の家へ泊まられて、明日は大事な御用事です。


一人で帰宅すると、さあもう夜の稽古の時間です。

また道衣と袴に着替えます。

 

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