梅雨の合間の晴れの体験稽古

13年ぶりのトリプル台風は南の海の上。

各地で真夏日となりました。

梅雨明けをしたのか、梅雨の合間の晴れなのか。

梅雨の合間の晴れのことを「五月晴れ」と言うそうな。

でも五月どころか「七月晴れ」「八月晴れ」のような暑さで。

もちろん、そんな言葉はありませんが。


普段の稽古なら、鞘木刀一本でも用は足りたりします。

半棒は、打太刀で元に立つのがメインですし。

示範のときには、半棒をちょいとお借りして。

居合のときも、鞘木刀でもまあなんとか。

ですが、体験の方がいらっしゃれば話は違い。

半棒二本に鞘木刀二本、それから一応、居合刀も。

先週は無駄になったけれど、今度こそ。

でも、うぅっ腰が。。。

そんなわけで、今回も美人秘書の出番です。

いつもすんません。


体育館へは、いつもより少し早く到着。

扉を開けて、こもっていた熱気を解放して。

二人で仲良くモップ掛け。

半棒と鞘木刀と居合刀を並べて、ベープを設置。

間もなく、皆さんがいらっしゃいました。

今回は、フルメンバー+体験の方もご一緒です。

門の前で合流したそうな。


腰痛では重くてとても持てない中型扇風機を出してもらい。

さあ、稽古開始です。

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澁川一流柔術


棒廻し

体験の方には半棒をお貸しして。

皆の間に入ってもらって、真似をしてくださいとだけ。

しばらくやってもらってから、少しアドバイス。


半棒表

前回、体験の方がお二人いらいしたときと同様に。

掛かり稽古方式で、二三一四五六本目の順番で。

動作はすぐに真似ができて。

打ち込みはなかなかパワフルです。腕も太い。

腕の力は使わず、前掛からず、体で打てるといいですね。


汗だくになって、少し休憩。

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大石神影流剱術


構え素振り

木刀をお持ちでしたので、そちらで稽古をしていただきました。

赤樫の二尺四寸。プラスチックの鍔もあり。鞘はなし。

本来は、大石神影流用の長さの木刀が必要です。

それに赤樫は打ち合うと割れる心配もあります。白樫が良い。

でもまあ体験ですし。とりあえずということで。


足の踏み様、剣の持ち様、腰の向き、などなど。

こればかりは稽古を積むしかありません。

ましてや、貫汪館で重視される股関節の弛みに至っては。

一朝一夕でできるものではありやなし。


陽之表

よう剣、げっ剣、無二剣

掛かり稽古方式で一本ずつ。最後に三本通し。

正しい手順をなぞることよりも、気合、残心、つながり。

そういったことの方が大事かな、なんて思います。

パワー比べ、スピード比べではありません。


構えと素振りで稽古した動きが、手数でもできるよう。

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無双神伝英信流抜刀兵法


大森流

初発刀、左刀、右刀、當刀、陰陽進退

通して抜きたいところでしたが、今回は体験の方があり。

一本を何回かずつ繰り返して抜きました。


初発刀は、手順だけならすぐに覚えられます。

抜いて、切って、振って、納める。ただそれだけです。

でも、手と足を同時に動かすからそこが難しいかも。

日常ではそんなの当たり前のことなんですけれどもね。

普段やらない動きだから、難しく感じるのでしょう。

動作そのものは、とても簡単なものです。

ただそれを、初めて見て、取ることができるかどうか。

いきなりは難しいかもしれませんね。

だから稽古するのでしょう。


言葉で聞いて、頭で覚えて、できるつもりになっても。

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8時に稽古終了。

いやいや、汗だくになりました。


お若くて、いろいろなことに興味がおありな様子。

貫汪館よりも向いている道場がきっと他にあることかと思います。

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来週は本部道場の講習会に参加のため、横浜支部は稽古なし。


8月は行事が多く、帰省の予定もおありでしょう。

どうしても稽古の間が開きがちになるかと思います。

できればご自宅でも、ちょいと稽古をしていただけたらな。

なんて思ったりもして。

でもくれぐれも、照明を割ったり、壁に穴を開けたり、

ふすまを破ったりしませんように。ケガにも注意。


再来週は、通常どおりの稽古です。

(その翌日は、京都へ日帰りで演武の予定です。)

 

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