日本古武道演武大会 H28.2.7(日)

毎年2月初旬の日曜に「日本古武道演武大会」が開催されています。

日本武道館と日本古武道協会が主催で、会場は日本武道館。

などとこの稽古日記に書くのも三回目。感慨深いものがあります。

横浜支部稽古日記:日本古武道演武大会 H27.2.8(日)

横浜支部稽古日記:日本古武道演武大会 H26.2.9(日)

  

貫汪館では、三流派の古武道を稽古・伝承しています。

そのうち、古武道協会に加盟しているのは澁川一流柔術のみ。

今年は演武なしなので、館長も名古屋西支部長も上京されず。

どうしようかなあ。なんて悩みながら、けっきょく行くことに。

田園都市線の急行に乗って、半蔵門線直通で九段下まで30分ちょい。

1番出口から地上に出て、大きなタマネギに向かって歩きます。

入場料500円、プログラム500円。あわせて千円。

うん、きりがいい。過不足がなくて、いい感じです。コゼニきらい。

一階席は、ほぼ満員。階段で二階へ上がります。

うん、空いている。まばらな席に、独りポツンと着席。

いい感じです。人ごみ苦手。。。

今回は、一階席からアリーナへ白い幕が垂れていました。

出待ちの演武者達の姿が見えないようにとの配慮でしょうか。

そして座席は南西でしたが、プラカードの掲示あり。

「最後の砲術の前に移動をお願いします」とのこと。

さらに係の人が誘導に来て、とてもスムーズに移動ができました。

場内アナウンスなし。移動の待ちもなし。

素晴らしいですね。

こういった運営の改良は、いくらでもできるものです。

運営側にその気があるかどうか。大事なことですよね。

 

しばらく観覧。

古武道の流派が現代になって急に増えるわけもなし。

顔ぶれはいつも同じです。

それでも演武者の入れ替わりもあるし、修業も当然進むことでしょう。

それになんといっても、観る側のこちらの眼が変わります。

いつまでたっても同じようでは困りますよね。

それにいつもとはまた違う眼で観れたのは、金曜に瑞穂舞を観て、

土曜に横浜支部で稽古をして、その翌日だったからかもしれません。

舞踏の観覧、古武道の稽古、古武道の観覧。

なんて贅沢な三日間でしょうか。あー、しあわせ。。。

 

最後に砲術。

準備に時間が掛かるんだよなー。なんてプログラムを眺めていると、

突然、どーーーーーーーーーん!!!!!!! と大きな音が。

思わずビクリ。

毎年、わかっているのに体が跳ね上がります。

ドン、ドン、ドンと火縄銃の大きな音。火花と煙。。。

なんだか邪気が祓われて、心身ともにすっきりしたような。

リラックスしてリフレッシュして、バランスを取り戻す。調和

よく弓の弦を弾いて魔を祓ったりしますが、それと同じかも?

大会は予定よりも10分ほど早く終了。

足早に会場を去って、半蔵門線急行の田園都市線直通に乗り込みました。

幸いにも座席に座れて、プログラムをしげしげと眺めていると。

ん? 知った名前がちらほらと。

その昔、合気道でご一緒していた方が剣術にお一人、小具足にもお一人。

全剣連居合の大会でいつも見かけていた方が杖術に。

いやー、せまい世界ですねえ。。。

 

自宅前で、買い物帰りの妻と合流。

重そうな荷物を受け取って、無事に帰宅となりました。

日曜の夜は、ちびまる子ちゃんとサザエさん。定番ですよね。

平日はまた仕事をして、土曜は横浜支部で稽古です。楽しみです。

 

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