大人の稽古

職場は相変わらず未開封の段ボール箱の山で。

毎日少しずつ整理していますが、なかなか片付きません。

(ちなみに、自分の分はとっくに片付けました。)

什器もレイアウト通りに配置された物とそうでない物と。

いずれも、実状に合わせてあっちに動かし、こっちに動かし。

なかなか落ち着きません。

そんな中、二年目職員のフォローをしつつ。

新規採用職員のトレーナーもあり。

ふいー。。。

 

土曜日は中学校の体育祭。

日差しが強く、風が強く。ハードコンタクトだと砂埃が目にきつい。

いまどきの準備体操は、音楽を掛けてリズミカルに。

昔のラジオ体操とは違って、まるでダンスですね。楽しそう。

徒競走、障害物競走、二人三脚、綱引き。。。

中学校にもなると、体も大きくダイナミックになって。

でも、なんだかやる気がない?

一生懸命が恥ずかしいお年頃なのかもしれません。

 

観覧の一番の目的は、体操部の演目です。

校庭の真ん中に長いスプリングを敷いて、上にマットを重ね。

見事なタンブリングを披露してくれます。

単発のロンダートを練習していたのも昔の話。

今では、ロンダート~バック転はお手の物。とても上手。

姿勢もきれいで、まるで教科書のお手本のよう。

本番では、ロンダート~バック宙も見事に決まり。

日々の練習の積み重ねを実感しました。

我が子ながら、あっぱれ!

 

そして、本日の稽古は、お子さん達がお休み。

大人だけの稽古になりました。

マンツーマン以外では、大人だけの稽古は初めてかも?

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澁川一流柔術

 

<棒廻し>

いつもどおり、なまあたたかく見守り。

表七本目の稽古を始めたので、今までとは少し違う感じ?

 

<六尺棒表>

一本目から八本目まで。

向かい合って、通して素振り。二人一組になってもらって棒合。

 

うん、もう八本の形は問題なくできますね。

そうしたら、これからは細かい点の稽古です。

仏を作ったら、魂を入れなければ。

 

棒をまっすぐ立てる。まずは、これが難しい。

最初期から毎回、シュートメのように口うるさく言っています。

それでもなかなかできない。

少しでも我が入ると、斜めになってしまいます。

握り込んだり、自分から見てまっすぐになるように調整したり。

重力に沿って垂直に立った棒に、軽くそっと手を添えるだけです。

でも、それが難しいのですよね。。。

 

打ち込み

ブレーキを掛けないこと。握らない。止めない。急加速もしない。

正しく打ち合えば、音が違います。見なくてもわかる。

しばらく繰り返しました。

 

突き込み

まっすぐ突くこと。しゃくり上げたりすることのないように。

ガイドになる手は動かさないのが基本かと思います。

後ろ足が流れないよう。重心は前でなくて真ん中へ。

棒は体から離れないよう。体の近くに。

体と棒の向きをそろえましょう。力は統一すること。

しばらく繰り返しました。

 

六尺棒表は同じような動作ばかり。基本

それでも、きちんと稽古すればあっという間に30分。

基礎基本は大事です。

 

<半棒裏>

さてさて、先週の宿題です。

先週は、裏の前半を稽古しました。

さて、後半はどんな形でしょうか?

掛かり稽古方式で、いきなり後半の裏をやってもらいました。

さてさて結果は。。。

 

→お見事! きちんと課題をクリアされました。

手順を教わって、ただなぞる。そうではなくて。

流派の掟、思想をきちんと理解して、それが身に付いてさえいれば。

新しい形の稽古も容易で、上達も速やかなことと思います。

 

今回は、後半六本の裏を細かく稽古しました。

稽古したのは裏ですが、表とほとんど同じ動きです。

提棒の崩す動きと、指巻棒の崩す動きは左右対称なだけで同一。

肚を中心とした、円の動き。そして入る動きは、直線。

言ってみれば、直線か円。ただそれだけかもしれません。

 

思い出したように、受け身の稽古も。>笠拂

以前お伝えして、それっきりでした。

ご自宅で稽古されましたか?とお聞きすると、はい!と。

アンタモスキネー。。。

実際、とてもお上手になられていました。

音もなく、静かに柔らかくコロンと。

お尻が床に当たって痛いと言っていたのが、ウソのよう。

やっぱり、練習の積み重ねは大事ですねえ。。。

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大石神影流剣術

 

<構え素振り>

よく、半円を描くように。なんて説明します。まるく動く。

まるく。円く。丸く。

円くは平面。丸くは立体。

 

円の動きと言いながら、実際は球の回転です。

お腹に大きなバランスボールでもあるつもりで。

手足はその表面に、磁石か何かで吸い付いているだけ。

それがスライドする。そんなイメージかも。

あるいは球そのものが回転する。そんな感じで。

 

<陽之表>

掛かり稽古方式で稽古しました。

よう剣から太陽剣まで。正当剣と無意剣。乗身。千鳥。

 

手慣れた手数は、さらっと通せて。

まだ慣れていない手数は、少し考えながら。まだぎこちない。

はやく十本さらっと通せるようになるといいですね。

別にはやくなくてもいいのですが。のんびり稽古しましょう。

倦まず弛まず。ウマズタユマズ

 

やはり細かな点を稽古しました。

剣は体の中心を通ってまっすぐ斬ること。これ、大事デス。

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無双神伝英信流抜刀兵法

 

<大森流>

初発刀から虎乱刀まで。そろって、一本ずつ通し抜きをしました。

 

歩法は取り立てて稽古せず。

虎乱刀を何度も繰り返しました。

前に進む歩数を多めにして。下がるのも稽古ですとお伝えして。

別に三歩や五歩にこだわる必要もありません。

せっかく広い体育館です。するすると進みましょう。

そして、するすると下がりましょう。

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そして、いつもどおり?8時30分に稽古終了。

 

小さなお子さんがいるときは、あまり小難しい理屈は言いません。

まずはやってみせて、やってもらって。

見て、真似をする。体を動かす。それが大事かと思います。

 

大人の場合は少し違って。

やっぱり、理屈の説明も大事なのかなと思います。

観て真似をする能力は、子供がピカイチです。

でも、理論の実践は大人の方が得意かもしれません。

歩くだけの稽古なんて、お子さんはすぐに飽きてしまうことでしょう。

でも、武道マニアの大人なら大喜びかもしれません。

そして、古武道と現代武道の違い。

なーんて話を休憩時間にできるのも、相手が大人ならではかも。

 

大人と子供。

いずれの場合も、楽しい!ということが大事。

それは同じことかと思います。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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