島村右馬丞生誕二百年記念 居合演武会

平成28年6月5日(日)、高知県において貫汪館が主催、

「島村右馬丞生誕二百年記念 居合演武会」が開催されました。

 

場所は、細川家ゆかりの地である春野公民館。

時間は、午前10時から12時まで。

 

内容は、

第1部が「島村右馬丞と細川義昌の事績紹介」。

パワーポイントを利用した貫汪館館長の講演です。

実技だけでなく、武道史の造詣も深い館長ならではかと思います。

皆さん興味津々で、食い入るようにじっとご覧になっていました。

初めて聞いた、という内容も多かったかもしれません。

 

第2部は演武会。

内容はもちろん、無双神伝英信流抜刀兵法の

大森流、英信流表、太刀打、詰合、大小詰、大小立詰、英信流奥

のすべて。

 

そして、土佐に縁の深い大石神影流剣術からは陽之表も。

英信流の剣術技法との差がよくおわかりいただけたかと思います。

 

さらに、澁川一流柔術のうち鯉口と居合を。

どちらもいわゆる無刀捕りです。

英信流には大小詰などの柔術技法が多数含まれていますが、

居合(抜刀兵法)ですので、自分は常に帯刀をしています。

そのため、自分の刀を抜かずに相手を制する形はありますが、

いわゆる無刀捕りは含まれていません。

 

また、直心影流薙刀術 高知県支部の先生方にもご演武いただきました。

 

無双神伝英信流抜刀兵法の演武会ではありますが、

貫汪館で伝承されている他の二流派と他流の薙刀術も合わせ、

多角的にご覧いただけたのではないかと思います。

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観覧用にイスを50脚ほど並べましたが、およそ満席になり、

あとから来られた方用に後方にさらにイスを並べました。

2時間、途中で退席された方はいらっしゃらないようでした。

 

不肖私も司会と演武の一部を務めさせていただきました。

斯界に一石を投じ、また足跡ともなる講演と演武会に参加させて

いただいたことを大変光栄に存じます。

ただ、至らぬ点も多く、その点は深く反省をいたしました。

 

事前の準備から大変お世話になりました細川さまをはじめ、

春野公民館、地元住民の方々、高知市教育委員会、高知新聞、

自由民権記念館、坂本龍馬記念館、剣道日本、

剣道連盟の居合関係者、また遥々遠方よりお越しの方々、

その皆様方に心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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本部道場の門人が、演武会の様子を Youtubeにアップしてくれました。

Kobudo (iai) demonstration in Kochi, Japan

https://www.youtube.com/watch?v=Xu-DFs67d_A

 

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