久しぶりの稽古

関東では今年初の高温注意情報が出た土曜、

横浜支部では久しぶり(※)の通常稽古となりました。

※高知での演武会と山形の演武会が続いたため。

 

いつもより早めに体育館に到着。扉を開けて、熱気を開放して。

ほどなく、皆さんが到着。フルメンバーです。うん、久しぶり。

やっぱり全員揃うとうれしいですね。思わず顔がほころびます。

 

モップ掛けをしてもらい、扇風機を出して、六尺棒を出して。

蚊が飛んでいました。久しぶりですね。ぷーん

ベープを持ってきませんでしたので、扇風機が大活躍です。

暑いからというよりも、風で蚊を飛ばすのが目的です。

 

それから、高知と山形のお土産をお渡ししました。

ゆずとさくらんぼのお菓子。それから、居合神社のお守り。

子供たちは、ダルマのキーホルダーに大喜びでした

明るい方を向いて頭側から中をのぞき込むと、甚助公の姿が見えます。

そして顔を下に向けると、目玉がびよーんと飛び出す。あは

諸願成就や交通安全のお守りはそっちのけ。

うん、館長がおススメのことだけはありました。買って良かった。

居合の神様の霊験あらたかな、、、なんて言ってもねえ。

さっそく刀袋に付けてくれました。喜んでもらえてなによりです。

 

女の子から、お出かけのお土産をいただきました。

刀のキーホルダー。黒鞘に紫のワンポイント

シンプルなのが好み。というのを覚えていてくれて。

紫が好みというのも覚えていてくれたのか。

 

あげたりもらったり。楽しいものですね。

旅行ではない。武道の合宿だ。武者修行だ。奉納演武だ。

だからお土産なんてない!

・・・なーんて言っていたのは昔のことです。

お土産一つで喜んでもらえるのなら、しない理由はないでしょう。

きっとお土産がうれしいのではなく、気持ちがうれしいのですね。

そんな、当たり前のことです。

 

さて、稽古開始。

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澁川一流柔術

 

<六尺棒表>

とっても久しぶりな感じです。

皆さん自主稽古をしていたはずですが、お休みの人もいましたし。

 

向かい合って素振り。ゆっくり確認しながら。

二人一組になって棒合。打ち突く場所を確認しながら。

さらっと通して終わりに。

今日はいろいろやりたいことがあります。

 

<半棒表>

打太刀に立ってもらって示範をして、二人一組になってもらって。

やっぱり久しぶりな感じ。

でも半棒の動きを忘れた人はいないようでした。

ただ、打太刀の動きは?

どうしてもつい、大石神影流剣術の動きと混同してしまいますね。

剣だからとてすべて同じとは限りません。

さらっと区別ができると良いですね。

今回は久しぶりですし、表だけ。裏はやらず。

 

なにか質問はありませんか? 自主稽古が続くと疑問も出るかと思い。

大人から質問あり。表と裏のこと。うん、いい質問ですね。

以前にもお伝えしたはずですが、再度お伝え。

お腹いっぱいのときに出されても、味はあまりよくわからないかも。

でも欲しくなったときに出してもらえれば、よくわかるかもしれません。

何度でも出し惜しみはしません。

今度は得心できたのであれば良いのですが。

 

暑いので水分補給をしてもらい。

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大石神影流剣術

 

<構え素振り>

いつもどおり。うん、お上手です。

皆さん、きちんと自主稽古をされていたようです。

でも腰回り、そけい部は難しいですね。

ぱっとできる人と、なかなかできない人と。よく稽古しましょう。

 

<陽之表>

よう剣から太陽剣、正当剣と無意剣、乗身と千鳥

いつもと同じ?

いえ、今回は最後の二本を続けて稽古してもらいました。

前回までは、一本ずつ稽古。皆さん、まだ慣れていなかったので。

今回は続けて稽古してもらいましたが、大丈夫だったようです。

 

<試合口>

二人一組になって、いきなりやってもらいました。久しぶりですね。

陽之表と違い、お互いに三歩です。

位を見て、打ち込みを請けて、張って、諸手突き。

けっこう覚えていらっしゃいましたが、やっぱりうる覚え。

いや、うろ覚え。

普段は稽古していなくても、いつでもきちんとできると良いですね。

まあ、毎週稽古すれば良いのですが。。。

 

ここでまた水分補給。

あまりゴクゴクと飲まず、少量をこまめに摂るのが良いようです。

そして単に水分だけではなく、塩分補給も大事です。

 

休憩時間なのに、マットに飛び乗って遊ぶ童あり。

いつもはそんなことなかったはずなのですが。エスパー?

さあさあ、そのマットを敷いてください。二枚一組で二セット。

久しぶりに柔術の稽古です。

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澁川一流柔術

 

<履形>

礼式

うん皆さんうる、じゃなくてうろ覚え。手足が無茶苦茶です。

 相手の手を掴んでぐるっと後ろを向かせて両手で押す

みたいな覚え方をされているのでしょうか。

 

元より外形を覚えてほしいわけではありません。

左右が違っても構いはせず。

でも、そこに理合があるかどうか。無理がないかどうか。

もしも違和感を感じることができれば、

そこから正しい手順を導くことができるはず。

数度見て、数度掛けて、数度掛けられたことがあれば。

その感覚だけを手掛かりに。

 

とは言え。

澁川一流柔術は、現状では六尺棒と半棒がメインの稽古。

なかなかそうも行きません。

また一からご説明。

ほどなく皆さん、思い出されたようです。

うんうん、そうそう、それそれ。

そしていったん思い出せば、以前よりも良い動きができて。

そして、追加の要求もスムーズにこなせるようになって。

良いことです。

どんどん追加していきましょう。積み上げていきましょう。

それが稽古です。

 

裏投、柔投、返投

今日のテーマ。裏に入って、後ろに倒すシリーズ。

そして、返に取る、ということ。

それさえできれば、あとはバリエーションです。

 

呼吸投、投込、腰投

裏に入って後ろに倒すシリーズ2

同じですね。

 

二挙動で倒すこと。腕を使わないこと。小さく動くこと。

コンパクトに無駄なく。勢いや力で誤魔化さない。

優しく丁寧に稽古しましょう。

 

受け身は、頭を打たないように注意。

倒す方も、相手を倒すことばかりを考えず。

相手の状況を見て加減して。

相手が危険なようなら、逆に助けることができるようだと良いですね。

そんな柔術の稽古をしましょう。

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無双神伝英信流抜刀兵法

 

<大森流>

初発刀から虎乱刀までそろい抜き。同じ方を向いて一緒に。

初発刀から虎乱刀までそろい抜き。皆さんだけで。

やっぱりちょっとうる、じゃなくてうろ覚え?

独りで稽古できると良いですね。まわりを見ながらではなく。

業の順番もきちんと。意味のある順番です。

 

抜打

さてさて、いよいよ大森流十一本目、最後の業です。

あざみ野団地祭りの演武で、抜いてお見せしました。

そしてそのビデオもお渡ししたのだったか。

二回ほど抜いてみせて、さあどうぞ!

 

皆さん、だいたいできました。

でも、初発刀のように前に抜き付けてから振りかぶったり。

おもしろいですね。

正座のまま初発刀を抜く。動作をコンパクトに。

その理解は正しいかと思います。

そして抜打の動作を大きく、前後左右上下に展開すれば。。。?

アセンブラ、コンパイラ、インタプリタ。。。

 

これで大森流も十一本すべて。

通して稽古ができますね。よしよし。

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8時15分に稽古終了。

いつもより多くの形を稽古した割には早く終わることができました。

 

三週間ぶり久しぶりの稽古で、久しぶりにフルメンバーの稽古で。

久しぶりに試合口と礼式の稽古をして、久しぶりに新しい形を稽古して。

そして、久しぶりに蚊が出た稽古でした。

そんな久しぶり尽くしの稽古だったもので、ついつい長い稽古日記になってしまいました。。。

 

来週は、通常通りの稽古です。

 

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