新しい仲間たち

肌寒くなったかと思うと、日中は汗をかくほど暑いこともあり。

なんだかよくわからない気候ですね。

それでも朝晩はすっかり冷え込むようになりました。

それに日も短くなって、稽古へ行く頃にはあたりはもう真っ暗です。

 

前回、見学と体験にお越しになったご家族さま、今回からご入会です。

体験されたお父さんと弟さん、それに見学していたお姉ちゃんの三人。

前回入会された方も含めて、10月だけで4人の方が入会。

これで横浜支部は一気に8人(※)の大所帯になりました。やたっ!

※休会中の方も含めれば9人

 

でも悩みが一つ。。。

皆さんのこと、なんてお呼びしましょう?(稽古日記で)

男の子、男の子のお父さん、女の子、女の子のお父さん、

新しく入ったおじさま、

新しく入った男の子、新しく入った女の子、

新しく入った男の子と女の子のお父さん

うーん、冗長。。。

普通はイニシャルにするのでしょうが、個人的にはあんまりです。

それに親子で同じイニシャルになっちゃったりしちゃうし。。。

ニックネームも考えましたが、本名で構いませんよ、とも。

それにそれより、いちいち個別に書かなくても良いのでわ?

なんて声もあったりして。でも、稽古日記だしなあ。。。

次回以降、検討します。

 

いつもどおり体育館へ。間もなく皆さんお越しになり。

男の子、男の子のお父さん、女の子のお父さん。

女の子は事情によりあとから参加予定。

新しく入ったおじさまは、今回は都合により欠席。

新しく入った男の子と女の子は、お母さんと一緒にお越しです。

でもって、お母さんは見学。

新しく入った男の子と女の子のお父さんは、少し遅れて到着です。

#うーん、やっぱりややこしい。。。

 

さてさてなんだかんだで、今回も大人数で稽古開始です。

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

以前から稽古している人たちは、びゅんびゅんと廻しています。

でも新しい人は、あっちに廻し、こっちに廻し。

上半身と下半身がねじれる新しいパターンも(※)。

おもしろいですね。。。

でも、これがそのうち上手に廻せるようになるのですよね。

逆にそっちの方が不思議なような気もしてきます。

 

※中国武術の舞花棍や提撩棍では普通に行う動作だったりします。

 片手で廻したり、両手で廻したり、頭上で廻し、背中で廻し。

 空中に投げ上げたのを転がってキャッチしたりもしたりして。

 要は、なんでもありですよね。

 

顔は前に向けて、重心を沈め、体の左右の転換で廻す。

手先で器用に廻してはいけない。肚でどっしりと廻す。

手慣れた頃こそ注意が必要です。

いつでも常に折に触れて、基本に立ち返りましょう。

基本が大事です。

 

○六尺棒 表

皆で向かい合って、一気に八本を素振り。

新しく入った男の子も女の子も、臆することなく真似をしています。

初心者には難しいであろう七本目も気にもせず。

 

恥ずかしい、できない、わからない、難しい、カッコ悪い。。。

そんな考えは無用です。

できていると思っている人でも。

より上のレベルから見れば、誰もできていないも同じです。

あれこれ余計なことは考えず。

無心に稽古をしましょう。

素心で稽古しましょう。そしん

素の心。すのこころ

素の人(すのひと)と書いて、素人(しろうと)。

貫汪館的には“素人”ってなんだか良い言葉に聞こえてきますね。

子供の純粋な心は、大人が見習うべき部分です。

しろうと=白人、くろうと=黒人

白いということは、まだ染まっていないということでしょうか。

 

下手こそは上手の上の限りなり返々もそしりばしすな

 

貫汪館館長ブログ<道標>

http://kanoukan.blog78.fc2.com/blog-entry-672.html

http://kanoukan.blog78.fc2.com/blog-entry-834.html

 

新しい人は、表の一本目を繰り返し稽古。

向かい合って素振りだと、なんだかよくわからない感じ?

でも近寄って棒と棒を実際に打ち合いながら稽古をすると、、、。

あら不思議、とたんに皆さん動きが良くなりました。

やっぱり動作の“意味”というのは大事なのかなと思います。

だから、居合も“想定”が大事なのでしょう。

 

○六尺棒 裏

古い人は裏も稽古。

 

出て払うも、引いて払うも動きは同じ。要は、体の左右の転換です。

あれ、どっかでそれを稽古したような?

そう、棒廻しと同じですよね。進みながら廻し、下がりながら廻し。

頭の中では真反対のことのように思えても。

身体的には、まったく同質の動きかもしれません。

あれこれと難しく考えず、素直に感じて稽古しましょう。

 

打方の突きも大事です。

そして実はこれも、棒廻しと同じ動きかもしれませんね。ふふっ。

 

○半棒表・裏

今回は稽古せず。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

皆さんとは、向かい合って稽古をしています。

でも新しい人は、正面に向かい合って立っている指導者よりも、

同じ向きで立っている周りの先輩を見た方がわかりやすいことも。

そんなわけで、並び順もあれこれと工夫したりしています。

#できるだけ皆さんのところを回るようにはしていますが、

 ある程度はご容赦いただければと思います。

 もちろん、必要に応じて多少はズレていただいて構いませんので。

 

古い人も、新しい人の動きを見て学ぶこともあるかと思います。

なんであんな動きになっちゃうのかな~。ん、待てよ。。。

自分はできているつもりだったけど。でも実際はどうだろか?

なんて、自己を省みる契機にしていただくと良いかもしれません。

しろうとさんは動きが極端なので、見ていてとてもわかりやすい。

とても良いお手本になると思います。

 

新しい人はもちろん、がんばって稽古しましょう。

一回目より二回目。二回目より三回目。四回目、五回目。。。

やればやるだけ上達するはずです。

稽古がもう楽しくって楽しくって仕方がないですよね。

がんばって先輩を追い抜くくらいのつもりで構いません。

先輩も油断していて追い抜かれたりしませんように。

#水戸黄門のテーマソングっていいですよね。とくに2番

 残念ながら歌詞はここには載せられませんが。>JASRAC

 

○試合口

新しい方が稽古するのに合わせて、古い方も稽古。

手数の稽古は陽之表、陽之裏と進んではいますが。

一番最初に習った試合口は、さて、、、?

 

請けて、張って、突く。前進後退。

とても単純な動きです。

でもだからこそ、誤魔化しが効かない。

実力がモロに出ますよね。

昔はわけもわからずに稽古をしていたはずです。

今は少し腕に覚えあり、そして眼も肥えて。

でもいざやってみると。あれ、こんなんだっけか?みたいな。

 

もしも自分が下手に感じられたとしたら。

それは実際に下手になったのではなく、センスが上がったのでしょう。

今度はそのセンスに合わせて、実力も底上げをしましょう。

繰り返し、繰り返し。上昇する螺旋です。

 

もしも逆に、自分が上手になったと感じられたとしたら。

それはちょっと危険な状態かもしれませんね。

自分で自分を疑うことをゆめゆめお忘れなきよう。。。

 

○陽之表・裏

今回は稽古せず。

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ここでちょうど7時30分。

新しく入った男の子と女の子は、お母さんと一緒にお帰りです。

まだ稽古を始めたばかりの小さなお子様です。

体力的にも精神的にもいきなり2時間半はキツイでしょう。

少しずつ慣れていただければと思います。

祖父母様がお迎えで、外でお待ちだったとのこと。

せっかくですから、次回はぜひ体育館の中までお越しください。

お孫さんの雄姿をご覧いただければと思います。

 

ここで入れ替わりに女の子が到着。居合の稽古から参加です。

こちらもお母さまが送り迎え。ありがたいことです。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

十一本を皆でそろい抜き。新しい人も古い人も一緒にです。

 

でもって、初発刀を繰り返し稽古。

新しい人はもちろん、いちから覚える。

古い人はもちろん、いちから再確認。

どこまで行っても、いちから。

いつだって、いちから。

新しい人が来ると、またいちからスタートし直す良い契機になります。

せっかくのチャンスを逃さないよう。

またいちから稽古しましょう。

 

遅れていきなり十一本のそろい抜きでも。

普通に、しれっとできると良いですね。

遅れたときこそ、あわてず落ち着いて。

たとえ間違えたとしても、知らん顔で誤魔化せるように。

そういったことが大事かなと思います。

遅刻して、慌てて間違えて、フォローもできず。。。

それではちょっと残念ですよね。

いつでもどんなときでも、いつもどおりの自分でいられるように。

それが武道を稽古する本懐かなあ。なんて思ったりします。

そのためにはもちろん、日頃の稽古が大事です。

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8時を過ぎて稽古終了。

今回は、初発刀にだいぶ時間を費やしました。

 

いつも、棒廻しを最初に稽古してもらいます。

初心者が体をほぐすのに最適だと考えているからです。

 

そして、初発刀を最後に稽古したりします。

重要な要素がたくさん含まれていると考えるからです。

初心者が稽古をすれば、頭と体をほぐせます。

そして古い人が稽古をすれば、基本の再確認ができます。

 

単純の極みの棒廻し。複雑の極みの初発刀。

どちらもとても良い稽古になりますよね。

 

来週も通常通りの稽古です。

次回は、8人での稽古を楽しみにしています。

 

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