新しい仲間二人と体験者一人

放っておいてくれれば、いつまでも午睡ができそうな。。。

そんなけだるい、暑い日が続きます。

 

居合刀、六尺棒、半棒二本、三尺棒、大石神影流木刀×二本、

子供用木刀×二本、えtせtc。。。

 

校門の前で小さな男の子が、こんにちはーと。

前回、体験された兄弟の弟さんです。

こちらの顔を覚えていてくれたのですね。

でもまあ、同じ時間、同じ場所で、刀や棒を担いだ黒道衣姿。

見間違えようもないかもですね。

ご兄弟お二人、今週から入会とのことです。やたっ!

お母さんとご挨拶。細かなご案内をいたしました。

 

さて、体育館に到着すると。

カジタさんハセガワさんから、見学の方がお見えです。と。

見ると、皆さんと一緒にモップ掛けをされています。あらまあ。

もう皆さんと打ち解けている?

でも、日本語はあまりお得意ではないようで。

横浜支部長は、ナンチャッテ英語でご挨拶。

事前に英語でメールをいただいていて、体験したいとのことでした。

あざみ野にお住まいのアメリカ人?で、英語の非常勤講師?

アメリカでレスリング、テコンドー、ヨーロピアンスタイル剣術を

やっていたそうな。

<以上、英語を遣えるハセガワさん経由の情報でした。

 

カジタさん、ハセガワさん、ヒカルくん、リオンちゃん、

テヅカさん、ユウトくん、ショウタロウくん、

今週会入会の兄弟二人、体験のアメリカ人の方がご参加。

タガワさん、マキちゃん、タカマサくん、お休み。

3人お休みでも、10人での稽古です。

すっかり大所帯ですねえ。。。

しかも、子供の方が多い。古武道の道場なのに。SSR?

これはとっても素晴らしいことです。将来が楽しみですね!

 

刀やら棒やらを準備しつつ、体験の方のお相手もして。

新しく入会された兄弟に木刀のお渡しなども。

そんなこんなをしていると、子供たちがわらわらと寄ってきて。

センセー、棒はー? 棒はー?と。

うん、みんなの相手も大変です。工夫せねば。。。

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

それぞれの長さの棒を廻してもらいます。

10人いると、なかなか壮観。体育館を縦に使っても手狭な感じ。

フルメンバーだと場所が足りないかも。どうしましょう。。。

 

体験の方、アップワード、いぇす、ぐっと、ノットグットとか。

そんな単語だけお声を掛けて。

元より、日本人相手でも大して言葉では説明をしていませんしね!

とても器用に廻していらっしゃいました。

腰も落ちて、いい感じです。

 

新しいお子さん達、できたりできなかったり。

すぐにできる子と、なかなかできない子と。それぞれです。

あわてずのんびり稽古をしましょう。

 

○六尺棒

皆で向かい合って、素振り。表一本目だけ。

 

すぐに二人一組になって棒合、回り稽古で。

ちょうど10人でしたので、横浜支部長は輪から外れて見て回り。

同じ相手と三回ずつ。ぐるっと回ると30回。

一周すると、だいぶ上手になったでしょうか。

 

○半棒表

初心者は、掛かり稽古方式で一本目から三本目まで。

子供四人に大人が二人。

体験の方には最後に並んでもらいます。

棒はきっと初めて? でも、とてもお上手でした。

西洋剣術はツーハンデット、レイピア、いろいろやったようです。

通じるところもあるのかもしれませんね。

 

上級者は、二人一組で出雲大社奉納演武五本の稽古。

最後に、ハセガワさんに皆の前で演武をしてもらい。

打太刀はリオンちゃん。身長が違うとちょっとやりにくい?

今度は逆もやってもらいましょう。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

どの構えを取っても、必ず一度、中段(真剣)に戻ります。

それだけ多く稽古をしています。それだけ大事な構えということ。

ただ両手で木刀を持って、お腹の前に置いているのではなし。

 

真剣・・・不思議な名称ですね。普通の?中段なのに。

上段と下段はそのままの名称なのに。

脇中段、脇上段も不思議な感じです。脇下段は?

附けと裏附けは稽古をします。

でも、脇中段の逆は稽古をしない。手数にはあるのに。

 

決められた構え。

毎週、同じことを稽古しています。

同じことしか、稽古をしていません。

それでも。考えると、いくらでも不思議が出てきます。

考えなければ、それっきりですが。。。

 

○手数

初心者は、掛かり稽古で試合口一本目と二本目を稽古。

 

試合口は、とてもシンプルです。稽古がしやすい。

打太刀は打ち込むだけ。あとは仕太刀まかせ。

仕太刀は、請けて、張って、突く。三つの動作アリ。

でも相手に打太刀をしてもらえば。

自分は、自分の動きに集中することができます。

うん、たしかに初心者向けですね。

 

陽之表は、お互いの攻防があり。駆け引きがあり。

打ち込んだり、請けたり。進んだり、退いたり。

流れを覚えるだけでも大変かもしれません。

攻防入り乱れ。。。

 

上級者は、二人一組で試合口と陽之表の稽古。

最後にリオンちゃんに、皆の前で演武をしてもらいました。

打太刀はハセガワさん。

今度は上手く合うかと思いきや。

うん、なかなか上手く行かないものですね。

 

普段、何事もなく演武が通せるとしたら。

おそらく、相手に助けられている部分が大きいのでしょう。

技量が上の相手だと、演武は簡単なものです。

加減してくれて、調整してくれて、合わせてくれて。

場合によっては、こちらを導いてくれさえします。

まだまだ稽古が必要ですね。がんばりましょう。

 

ここでテヅカさんとユウトくんはお帰りに。

お疲れさまでした。

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<澁川一流柔術>

 

○履形;礼式、裏投、巻返、返投、捻付

 

礼式はマットの外で、二人一組で。

カジタさん&ハセガワさん、ヒカルくん&リオンちゃん、

おにいちゃん&おとうとさん、ショウタロウくん&体験の方

ベテラン同士、初心者同士、大人同士、子供同士、大人と子供

いろいろな組み合わせです。

それぞれの稽古をされていました。

上手な相手と組んで稽古ができれば、きっと楽なのでしょう。

でも、必ずしもそうとはできない。

身長体重が同じような相手となら、きっと稽古もしやすい。

でも、必ずしもそうとはならない。

なにごとも稽古です。工夫です。

 

体験の方、そこがとてもお上手でした。

六尺棒でも、半棒でも、きちんと相手に合わせていました。

でもそれは、動作の目的を考えれば、当然のことでしょう。

相手のいないところに打ち込んでも、意味がない。

そんなことは、わざわざ教わるまでもないことです。

流派の違い、門派の違い、スクールの違い、道場の違い。

そんなことは、関係がありません。すべて共通のことです。

言われても言われても、相手のいないところに打ち込む人。

独りよがりな技を行う人。

すべて、対人関係性の問題ですね。

 

武道は、すべからく相手があること。

一人で勝手に動いても、意味がありません。

あるいは、攻防の意味をなさない動作。

それはきっとおそらくもう、武道ではないのでしょう。

 

他の形は、マットの上で、2グループにわかれて。4人ずつ。

 A:カジタさん、ハセガワさん、リオンちゃん、体験の方

 B:ヒカルくん、ショウタロウくん、兄弟二人

体験の方は、古い方にお任せして。

横浜支部長は、主にお子さん達の稽古を見ました。

なにせ、小さなお子さん達のこと。ケガがあっては大変です。

ちょっと体勢を崩して相手の肘に乗ってしまえば。。。

おお、こわい。それだけ危険な動作を稽古しているのです。

ゆめゆめ油断しませんように。

 

最後に、ハセガワさんに皆の前で演武をしてもらいました。

受けはカジタさん。

うん、形はだいぶお上手になられました。

でも、礼法から五本を通して終わりの礼法まで。

一貫するものがありません。気が切れているというか。。。

もっと自信を持ってできると良いですね。

順番なんだっけ?っていうくらいだと、まだまだ無理ですよねえ。。。

稽古あるのみ!です。

 

リオンちゃん、途中で具合悪くなってお休み。熱中症でしょうか。

合間、合間に水分補給をしてもらっているつもりなのですが。。。

もう少し休憩を増やした方が良いのかもしれませんね。

夏の体育館は熱気がこもります。道衣と袴ですしね。

 

ここまでで、7時45分。

ショウタロウくん、リオンちゃん、ご兄弟はお帰りに。

お疲れさまでした。

 

さて、もう遣わない棒や木刀を片付けて居合刀を準備していると。

体験の方もお帰りに。

あらまあ、もう終わりと勘違いされたのでしょうか。

でもまあ、来週もまたくるとおっしゃっていたしなあ。

今度はちゃんとご説明しましょう。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

ヒカルくん、喉が痛くて居合の稽古はお休みに。

先週から良くなかったそうで、夏風邪でしょうか。お大事に。

 

ということで、カジタさんハセガワさんの二人と稽古です。

棒術は10人から始まって、柔術は8人に。

そしてまた一人減り、二人減り。。。

アガサ・クリスティー?

https://ja.wikipedia.org/wiki/そして誰もいなくなった

 

○大森流十一本

○英信流表三本

お二人に通してもらいました。例によってとくに号令もなし。

 

いつもは居合も、大人と子供が一緒の稽古ですね。

でも今回は、大人が二人だけ。

いつもと少し、雰囲気が違いました。

 

黙ってじっと拝見していて。

うーん、お上手になったなあー。というのが正直な感想。

「貫汪館の横浜支部の無双神伝英信流抜刀兵法の大森流」

と公言していただいて、ぜんぜん問題ない感じです。

 

#あ、でも。英信流表はまだまだですね。

 英信流表の三本は単発動作だから、誤魔化しが効きません。

 虎一足なんて、張り請けと斬撃だけです。

 素のレベルが問われます。

 

どちらかというと、少しマイペース?なカジタさん。

どちらかというと、少しせっかち?なハセガワさん。

途中の動作に多少の波があります。

でも、始まりと終わりは一緒です。

おもしろいですね。

 

○初発刀

お一人ずつもう一度、初発刀を抜いてもらって。

それぞれコメント。

 

帯刀している状態から、抜き付けた状態まで。

途中、柄頭があっちに行ったりこっちに行ったりしないこと。

合理的な動きをしましょう。とくに上下。

貫汪館の無双神伝英信流抜刀兵法の動きは、少し難しいかも?

主観だけでなく、客観も大事です。

 

斬撃は、手先を使わないこと。

右手で握って、切っ先を大きく振って。左手は添えているだけ。

ではありません。

両手できちんと柄を把り、そのままストンと落とすだけ。

手の内を変えたりしない。握り込んだりしない。

加速させたりしない。肘を曲げ伸ばししない。肩で回さない。

肚を中心に落とす。肚に納める。

 

血振るいは、途中で止めない。

多少の緩急はありますが、スムーズに。

背中では、垂直に吊り下げる。柄を握らない。肘は前方を向く。

立ち上がるのではなく、わずかに腰が浮く程度。

膝が床から離れるだけ。刀が降りる分、体が昇る。それだけ。

前傾しないこと。両足で均等に立つ。

 

納刀は、スムーズに。

鞘は左下へ引き下げ、柄頭は右上方へ吊り上げる。

持ち替えたりしない。動きの中で、手の内が変わるだけ。

四指に引っ掛けているか、虎口に乗っているか。

分ける力。開いて、閉じて。ただ、その繰り返しです。

 

納刀を終えて、右手を下す。おろそかにしない。

立ち上がる。床の下からの力。

静かに下がる。

すべて、一つの動きです。区切らないこと。

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8時30分を少し過ぎて、稽古終了。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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