大寒に陰と陽

大寒の土曜、横浜支部では通常通りの稽古です。

 

カジタさん、ハセガワさん、リオンちゃん、

タカマサくん、ノブフミくん、コウジくん、オーガストさん。

ヒカルくん、遅れて到着。

 

テヅカさん、ユウトくん、マキちゃんお休み。

ユウトくんインフルエンザだそうです。お大事に。

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-[前半の稽古]-

 

<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 初心者が棒を廻している間に、上級者は裏の確認。

 うん、やはり毎週やらないとダメですね。また稽古しましょう。

 

○六尺棒表 一本目から三本目

 いつもどおり向かい合って素振り、回り稽古で棒合。

 突きで狙うのは、目、額、のど。きちんと意識して稽古を。

 

○半棒表 一本目から六本目

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 棒を手先で操らず、体全体で動かしましょう。

 体と棒を一致させること。指棒、引棒に限りません。

 あせらないことです。

 

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 その場で繰り返し。手足が冷えるのは、呼吸が浅いから?

 大きく、深く、ゆったりと。リラックスして動きましょう。

 

○試合口 一本目から三本目

 二人一組で打太刀と仕太刀。回り稽古で。

 少し間が空くと、三本目ができなくなりますね。

 油断しないことです。

 

7時にいったん稽古終了。お子さん達はお帰りに。

リオンちゃんもここらでお帰りに。お疲れさまでした。

そして入れ替わりで、ヒカルくん登場!

途中まででも稽古をする。途中からでも稽古をする。

大事な心掛けです。

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-[後半の稽古]-

 

<澁川一流柔術>

 

○六尺棒表 一本目から八本目

 向かい合って素振り、回り稽古で一本目から八本目。

 止まらず、あわてず、力まず。すらすらと通してできるように。

 突きの位置を正確に。なんとなくやらないことです。

 

 オーガストさんがもう少し慣れたら、裏も稽古をしましょう。

 楽しみです。

 

○半棒表 一本目から六本目 七本目から九本目

 一本目から六本目を再確認。

 細かいところを言い出せば、キリがありません。

 でもそれは、上級者だからこそ!ですね。

 どこまでも追求/追究しましょう。

 

 続いて、七本目から九本目までを稽古。

 十本目から十二本目はまた今度。

 あまり多くやり過ぎても消化不良になる?

 それに掛かり稽古方式だと、待ちで体が冷えてしまいますしね。

 

<大石神影流剣術>

 

○試合口 一本目から五本目

 二人一組で打太刀と仕太刀。

 一、二、四本目は、請けて、張って、突く。正確に。

 三本目はあわてないこと。きちんと斬る動きを。

 五本目は受け流し。形だけではなく、きちんと受け流すこと。

 

○陽之表 一本目と二本目

 よう剣を稽古して、げっ剣を稽古して。

 それから、二本を通して稽古。陽と陰。大事な二本です。

 

 大石神影流剣術には、およそ80の手数があります。

 その中には、小太刀、二刀、鎗合、棒合、長刀合、鞘之内も。

 それらをひっくるめて、よう剣とげっ剣ができれば良いのだとか。

 攻め攻めの陽。まっすぐに打ち込む。肚で押える。

 変化する陰。引いて躱し、打ち返し、変わって受け流す。

 たしかに代表的な二本ですね。よく稽古しましょう。

 ただ形をなぞるだけではなくて。

 

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流十一本、英信流表三本、浮雲、山下風

 カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんの三人でそろい抜き。

 抜き付けで切っ先が浮かないように。

 斬撃がふらつかないように。

 血振るいは大きくゆったりと。

 立ち座りはまっすぐに。足を使わない。重力を感じること。

 納刀は鞘の動きを大切に。

 元の位置に戻るのも大事な稽古です。ふらふらしないように。

 

 英信流表は全部で十本。

 向身三本、左身二本、右身二本、後身二本

 その中でも、浮雲と山下風は難しい形です。そして、楽しい!

 よくよく稽古をしましょう。

 浮雲と山下風は同じ左身です。そして想定もほぼ同じ。

 にもかかわらず、違う動きをします。

 違う動き? 対照的で対称的な、相互補完?

 これもある意味、陰と陽なのかもしれませんね。

 

○初発刀、左刀、右刀、當刀、陰陽進退

 オーガストさん、一人で抜いてもらってアドバイス。

 一回で言ってその場ですぐに直っても。

 次にもまたできるとは限りません。

 

 頭で理解できることと、体で再現できるということと。

 身に付いたかどうかは、また別のこと。

 考えずに動いて、それでも流派の掟から外れない。

 そうなって初めて、流派の名乗りができるのでしょう。

 これは、なかなかに難しいことです。一朝一夕ではできません。

 繰り返し繰り返し、稽古をしましょう。

 

 五本目は陰陽進退。

 進むと退く。攻撃と防御。まさしく、陰と陽ですね。

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定刻を少し過ぎて、稽古終了。

居合をじっと見ていて、すっかり冷えてしまいました。

かじかむ手で、刀の片付け。

 

と、そこへカジタさん。納刀なのですが、、、と。

ああ、そうそう! そうでした。よくぞ、聞いてくれました。

お話を聞いて、うん、大丈夫。正しいご理解でした。

でもって、さらに少しだけアドバイス。

お教えしたのは、言葉にすればたった一言だけのこと。

でも、それを体現するのは、なまなかなことではありません。

常に心に置いて、稽古に稽古を積み重ねる。

そうすることによってしか、身に付けることはできません。

でもそれは、いずれのことでも同じことなのかと思います。

 

大寒は、寒さが最も厳しくなるころ。なのだそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/大寒

ということは、これから暖かくなるのでしょうか。

陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる。なんて言いますしね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/陰陽

寒いときの稽古は、空気が凛として良いものです。

とは言え。早く暖かくならないかなー、なんて思っています。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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