水無月の稽古

6月になりました。水無月。

これから梅雨なのに、水が無い月とはどうしたことか?

→もとは「水の月」という意味のようですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/6月#水無月の語源

 

水曜の夜に帰宅すると、洗面室の天井から水がポタリ、ポタリと。

たしかに雨は降っているけれど、我が家は最上階ではなし。

きっと上の階が原因でしょう。

幸いにも、先に帰宅していた有能な美人秘書が対応してくれていて。

#肝心なときにいないんだから、まったくもう。。。

 はい、スミマセン。。。

その後も、なんやかんや、てんやわんやと対応に追われ。

なんにしろ初めての経験ですから、大変なことです。

 

#次の日も、その次の日も同前

 

土曜の午前もまだあれこれと対応あり。

なかなかのんびりもできないものですね。

#そしてなにより、水無月に水漏れ事故とは。。。

 はじまりも水曜でしたしね。なにかのギャグでしょうか?

 

そんなこんなでのんびり落ち着いていることもできず。

いつもより少しだけ早く体育館に到着。

ほぼ同時に到着されたカジタさん、ハセガワさんとモップ掛け。

間もなく、ショウタロウくん、タカマサくん、

ノブフミくん、コウジくん、オーガストさん。

#ヒカルくん、テヅカさん、ユウトくん、マキちゃんお休み。

 

オーガストさん、マイ居合刀が届いたとのこと。

さっそく拝見いたしました。

刀身は二尺七寸で、拵えは黒を基調に金の象嵌、金具は桜。

下げ緒は紺で、全体的にシックな感じです。ソー、クール!

いいですね。稽古にもより一層、身が入るというものでしょう。

長さは少し短いような気もしますが、現在、入手できる最長です。

いずれ機会があれば、二尺八寸以上をゲットしてもらいましょう。

#横浜支部長もつい先日、二尺八寸を注文しましたが、

 実はもう受注していないとのことで、キャンセルになりました。

 

さて、稽古開始です。

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-[前半の稽古]-

カジタさん、ハセガワさん、オーガストさん

タカマサくん、ショウタロウくん、ノブフミくん、コウジくん

 

<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 いつも同じで退屈なこの稽古。でも実は?

 

○六尺棒表 一本目から六本目、七本目

 向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。

 六本目は場所を取りますね。少し間を開けて稽古をしましょう。

 

 さて、七本目。

 左足を下げて、出して、下げて、出して。

 棒廻しです。やっと出てきた!

 

 さー、ここで思う存分、日頃の稽古の成果を発揮してもらいましょう!

 って、あれ? あんまり思うようにできていない?

 そうです。普段は一歩ずつ前進、後退。

 でも形の中では、その場で同じ足を前後させるだけ。

 少し勝手が違いますね。

 来週からは棒廻しの稽古も、少し工夫をしてもらいましょう。

 基本の稽古と形の稽古と。フィードバックです。

 

 そして、棒廻しに気を取られて、後半の動きもできなくなって。

 右足を踏み出して二回打ち合わせ、退いて突き。

 いつもと同じなんですけれどもね。

 文章で書けば、跡一本目と同じ。ってなもんです。

 頭ではすぐに理解できる。

 でも、体がすぐに動いてくれるというものではなし。

 というか、きっと頭が邪魔をしているんでしょうけれどもね。

 考えなしに動けば、きっといつもと同じに動くことでしょう。

 

 考えなし。なんとなく悪いイメージの言葉ですね。

 でもそれも、現代的な価値観の現れなのかと思います。

 決して、悪いことだとは思いません。

 前後際断なんて言葉もありますしね。←ちょっと違うか

 

 七本目ができれば、あと八本目は簡単なものです。

 もう少しですね。ふふ

 

○半棒表 一本目から六本目、七本目

 最初に一本目から六本目を示範。

 

 ちょっと気になる点があったので、そこに気を付けながら示範。

 示範は、常に最速最強とは限りません。

 説明の意味がありますから、ときにはわかりやすく。

 ときにはゆっくり。もちろん、早いときも強いときもあり。

 あえて区切っただけのことが、そういう動きと勘違いされたり。

 かと言って、常に最高の示範だけでは通じにくかったり。

 そして、良くない動きほど、目に留まりやすく、印象に残りやすい。

 正しい動き、良い動きほど、印象には残りにくい。

 上手なマジシャンが、いつなにをどうしたかわからないのと同じ。

 示範も、難しいものですね。

 

 大人三人は回り稽古。打太刀も自分たちで。

 

 子供四人は掛かり稽古。打太刀は横浜支部長。

 一本目から六本目を通し。うん、問題なし。

 

 そして、七本目腰車。

 いつもなら、先頭は一番弟子のヒカルくん。でも今回はお休み。

 なので、お手本がいません。皆であーでもない、こーでもないと。

 それでもなんとか、形にはなりました。

 また来週、稽古をしましょう。

 

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 いつもは同じ構えを何回か繰り返してから、次の構えを稽古。

 今回は、真剣~上段~附け~下段~、、、と通してみました。

 一つの構えは一回だけ。だから、それだけ真剣に集中して稽古。

 でも、本当はいつもそうでないといけない。

 二度あることは、ない。常に、一期一会です。

 これはこれで、良い稽古方法と言えるでしょう。

 まるで、演武のようですね。

 

○試合口 一本目から五本目

 二人一組で、打太刀と仕太刀。

 これも一回ずつです。やり直しはできない。常に真剣勝負で。

 

皆さん、今回はいつもより少しだけ早く集合してくれて。

なので、いつもより少しだけ早く稽古開始。

でも六尺棒と半棒は新しい形を稽古して、少し時間がかかり。

だからその分、剣術はさくっと終了。

そして、7時までまだ5分あります。

さて、なにをやろうか? もちろん、柔術ですね! ヤッホー

 

<澁川一流柔術>

 

○履形 礼式

 二人一組で、捕りと受け。子供ペアと大人ペア。

 示範だけして、あとはそれぞれにお任せ。

 好き勝手にやると良いでしょう。

 ダメなところ、おかしなところがあれば、補正します。

 まずは、動くことです。

 

 礼式は床の上で稽古ができます。マットの準備と片付けがいらない。

 いつでも稽古ができますね。また稽古しましょう。

 お子さんたち、柔術の稽古ができて大喜びでした。

 そして、大人たちも?

 

ここでお子さんたちはお帰りに。お疲れさまでした。

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-[後半の稽古]-

カジタさん、ハセガワさん、オーガストさん

 

<澁川一流柔術>

 

○六尺棒裏 一本目から三本目

 打方で元に立って、裏一本目から。

 先頭のカジタさん、ちょっと調子が合わず。

 いきなり裏で、あわてたのでしょうか。

 いつでも対応できると良いですね。思い込みはイクナイ。

 

○半棒表 七本目から十二本目

 横浜支部長が打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 うん。やはり皆さん、上達されていますね。

 

 お互いに稽古をしてもらうと、こちらは楽で良いのですが。

 でも、なかなか上達は難しい?

 教えてもらわないと上達できないレベル。

 教えてもらわなくても上達できるレベル。

 あるブレイクポイントがありますね。

 そこをいかに越えるか。ブレイクスルー

 とても遠くにあるのか。あるいは実は、目の前なのか。

 

目の前のます毛の秘事を知ぬれは只すみやかの一筋の道

目の前のます毛の秘事を知らずして兎角せんと一期気遣う

#ます毛=まつ毛

 

○半棒裏 一本目

 なんとなくついでに?裏の一本目も稽古。

 これは、打太刀の方が気を遣いますね。なかなか難しい。

 裏にはこういう形もあると知って、その上で表を稽古する。

 大事なことです。

 

<大石神影流剣術>

 

○陽之表

 横浜支部長が打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 一本目から六本目、七本目から八本目、九本目から十本目

 

 それにしてもオーガストさん、よく覚えています。

 そろそろ、十本通して稽古をしましょう。

 そして、二人一組で打太刀と仕太刀の稽古を。

 演武ができるようになるのが、とりあえずの目標です。

 もちろん、演武が目的ではアリマセンけれどもね。

 

 そして、また裏の稽古も再開したいですね。

 三本目までで止まってしまったままです。

 表十本、裏十本。それが当面の目標です。

 そこから、より一層の稽古を。

 

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流、英信流表

 カジタさん、ハセガワさんの二人でそろい抜き。

 

 形を通して稽古することです。形が教えてくれます。

 必要なことはすべて、すでにお伝えずみのはずです。

 それを思い出しながら、稽古を繰り返しましょう。

 道を逸れていれば、いつでも指摘しますので。

 

○初発刀から流刀、順刀

 オーガストさん、マイ居合刀での稽古です。

 うん、いいですね。やはり、借り物とは違います。

 自分の体の一部。魂が宿ります。

 

 初発刀から流刀はとりあえずこんなもの?

 まだまだ気になる点はありますが、これ以上はなかなか。

 先の形に助けてもらうのも、稽古の方法の一つでしょう。

 

順刀

 想定は、教わった通りにお伝えをして。

 でも実はこれ、こういう意味かもしれませんね。

 なんてこともお伝えをして。

 なんにしろ、自分で稽古をすることです。

 繰り返し繰り返し稽古をすることで、見えてくることもあるでしょう。

 

妙の字は若い女の乱れ髪 結うに結われず 解くに解かれず

妙の字は若い女の乱れ髪 言うに言われず 説くに説かれず

言語道断

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8時30分に稽古終了。

おおっ、やればできるじゃないか、自分!

でもなんだか皆さん、物足りなさそうに見えたのは気のせい?

 

来週も通常通りの稽古です。

暑い日が続きます。水分補給の用意と虫よけの準備をお忘れなく。

 

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