お盆に大人三人での稽古

世はお盆ですね。ハロウィーン?

お蔭様で、今週はずいぶんと落ち着いて仕事ができました。

土曜もまた出勤しましたが、やはりとても平和で。

静かに気持ちよく仕事ができて、とてもはかどりました。

 

お昼過ぎに帰宅すると、家には誰の姿もなし。

有能な美人秘書はいつもどおりホットヨガ。

息子の部活は、午前練のはずですが。。。

きっとどこぞのマックで友達とおしゃべりでもしているのでしょう。

どちらも、とても貴重な時間です。

掃除機を掛けて、一眠り。ぐー。zzz

 

夕方になって着替え。帰宅した美人秘書と家を出ます。

体育館に到着すると、カジタさん一人でモップ掛け。

あらまあ。すみません。あわててお手伝い。

ほどなくオーガストさんも到着。

扇風機を出して、六尺棒を用意して。

さあ、いつもどおり棒廻し。ではなくて。

今日は写真撮影から。

 

カジタさんのスマホをお借りして、美人秘書が撮影。

自宅のデジカメも持参しましたが、年代物で。

いまどきのスマホのカメラの方がよほど高性能ですよね。

貫汪館でオフィシャルに写真が必要とのこと。

横浜支部の集合写真を撮影です。

もう少し前の時期だったら、横浜支部も大所帯だったのですが。

最近めっきり、人数が減りました。

しかも今日は、ハセガワさんもお仕事でいらっしゃらず。

三人だけでの写真となりました。しょぼん。。。

でもまあ、仕方がないですね。

→来週また撮影することになりました。

 

美人秘書はこれでお帰りに。

今回は、撮影のためだけに来てもらったのでした。多謝

さて、稽古開始です。

------------------------------

<渋川一流柔術>

 

○棒廻し

 黙々と廻しているカジタさんに向かって、ゴムボールをポンと。

 カジタさん、さっと身をかわしました。あは

 いやいや、そうではなくて。

 せっかく棒を廻しているのですから、弾いてほしかったのですが。

 何度かやりましたが、上手く行かず。

 うん、投げる方も良くないのでしょうね。

 放り投げられた毬を弾くつもりで稽古ができると良いですね。

 もちろん、飛んでくる矢を打ち落とせたらサイコー!ですね。

 

○六尺棒表八本

 向かい合って、二人一組で棒合。

 最初はゆっくり、次は普通、三回目は速く。

 カジタさん、ヒカルくんと組んでも遅れずにできます。

 オーガストさん、いつも教えどおり、ゆっくりと稽古。

 今回は、カジタさんに速く動いてもらい。

 最初は少し戸惑いながらも、きちんとついていけました。

 

 ゆっくり稽古するのは、あくまでも稽古の方便。目的ではなし。

 たまには速く動いてみて、自分の動きを観察。

 無理が出る、乱れる、破綻する。それはどこか?

 そこに注意して、ゆっくり稽古する。

 そんな稽古が必要でしょう。

 ゆっくり動けばいい。というわけではありません。

 

○六尺棒裏三本

 続いて裏三本。やはりお二人で組んでもらって、打方と仕方。

 ゆっくり、普通、速く。うん、問題なし。

 これを、いきなり速くでもできると良いですね。

 

 演武はいつも、リハーサルなし。

 初めての場所、初めての時間、いきなりの演武。

 場合によっては、一度も稽古をしたことのない相手と組むことも。

 それでも、できる。それが理想でしょう。

 というか、同じ流派、同じ形であれば。できて当たり前?

 できないのだとしたら、普段の稽古に問題があるのでしょう。

 そう思います。

 

ここで遅れて、テヅカさん到着。

所用でお出掛けになられて、帰りは渋滞に巻き込まれたとのこと。

今回はお父さんお一人でご参加です。

まずは軽く、棒廻しをしてもらいました。

 

うん、やはり乱れていますね。

あわててお越しになられたのでしょう。心が見えるようです。

しばらく廻してもらいました。

慌てない、忙しくしない、急がない。

心が荒れると書いて、慌てる。

心を亡くすと書いて、忙しい。

あわてずいそがず、ゆっくりと。

 

#ちなみに、急の字源は不明です。

 急を含む諺はおもしろいものが多いですね。

 急ぐときこそ、ゆっくりと。というものが多いようです。

 https://kanji.jitenon.jp/kanji/269.html

 

カジタさん、オーガストさんにはその間、休憩してもらい。

なんといっても暑いですからね。熱中症対策です。

テヅカさんの心が落ち着いたところで、稽古再開です。

 

○半棒表

 カジタさん、オーガストさんには二人で組んで稽古をしてもらい。

 十二本を打太刀と半棒。

 

 テヅカさんには、打太刀で元に立って、一本目から六本目まで。

 いつもは後ろに待っている人がいて、なかなか稽古ができない。

 でも、今日はお一人です。

 ゆっくり、のんびり、たっぷりと時間を取って稽古しました。

 ついあわててしまう。でもほんの少し時間を取れば。

 落ち着いて稽古ができます。ほんの数秒ですね。

 同じ形を何度か繰り返し。

 最後に、一本目から六本目を通し。うん、とてもいい感じでした。

 いつも同じように稽古ができると良いですね。

------------------------------

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 一人ずつ順番に向かい合って、構えと素振り。

 やはり人数が少ないと、集中した稽古ができますね。

 この密度の稽古を、大人数の稽古でもできると良いですね。

 

○試合口五本

 カジタさん、オーガストさんは二人一組で打太刀と仕太刀。

 

 テヅカさんと組んで、打太刀と仕太刀。

 あわてず、ゆっくり、のんびりと。

 緊張せずに、リラックスして。

 うん、とても良い感じでした。

 

○小太刀五本

 続いて今日も、小太刀の稽古。

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で一本ずつ。

 

 小太刀を実際に遣うのは、とても難しいことでしょう。

 相手は大太刀。単純に、間合いが不利です。

 相手の剣はこちらに届き、こちらの剣は相手に届かない。

 相手の間合いで戦っていては、勝ち目がありません。

 いかにその間合いをつぶすか。間合いに入るか。

 それが大事なのでしょう。

 面をくれて、打たせる。自分から入る。

 待っていてはいけない。

 これがわかれば、他の手数も変わってくることでしょう。

 そう考えて、ときおり稽古をしてもらっています。

 本来は、かなり奥になってから稽古をする手数です。

 

 カジタさん、オーガストさん、とてもお上手です。

 テヅカさん、初めてなのに、お上手でした。良いですね。

 

○陽之表十本

 今回は稽古なし。

 

 カジタさん、オーガストさんに二人で稽古をしてもらおう。

 と思っていて、抜けてしまいました。すみません。

 また次回。

------------------------------

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 テヅカさん、今回はお一人なので、最後まで稽古。

 大人三人(でもいつもとは違う三人)で居合の稽古です。

 

○大森流十一本、英信流表十本 カジタさん

 一人で通してもらいました。

 

 うん。初発刀の抜き付けは、だいぶ良い感じになりました。

 さすが、お伝えしたことはきちんとご自身で稽古をされます。

 でもまだ、切っ先を無理やり押さえつけている感じ?

 自然にその位置に来るようになると良いですね。

 おのずとそうなる。無為自然

 

 ただ、流れがない。ブチ切れている感じ。

 一連ではなく、いくつものブロックをジョイントしている感じ。

 動作A+動作B+動作C+・・・。

 そう理解しているのでしょうか。理系だから?

 抜き付けの動作は、鞘から離れてからの動作ではなく。

 鞘を払う動作から始まっています。

 さらに言えば、手を柄に掛けるところから。

 さらに言えば、座ったところから。

 さらに言えば、座る前から。

 さらに言えば、、、。きりがありません。

 そして、終わりも同様。

 始まりのタグがあるわけでも、終わりのタグがあるわけでもなし。

 それが居合?

 

 向かい合って、何回か初発刀を繰り返しました。

 合わせようとしてはいけない。

 あとから始めて、同時に終わろうとする。だから無理が出る。

 常に一瞬、遅れていれば良い。フォロー、トレース。

 同じように動こうとすれば、ずれるのが当然です。

 うん、いい感じ。それでいい。

 またご自身で稽古をしていただきましょう。

 

英信流表十本早抜き

 ご自身で稽古をされるようになって、足に痛みがあるとか。

 英信流表は、そこが大森流と違いますね。

 

 大森流は、ある意味、体操です。

 前後左右上下。三軸六方。起居、進退、左右。

 まんべんなく動く。動かす。

 左から振りかぶったから、右からも振りかぶっとくか。

 右足前だったから、左足前に踏み替えるか。

 座りだけではなくて、立ちも稽古しよう。

 いきなり立ちあがらないで、少しずつ立ちあがろう。

 最後にまた座ろう。

 そんな感じでしょうか。

 たしかに、初心者向きかも。

 

 英信流表は、ある意味、用法です。前後左右への対処。

 すでにある程度、動ける人が稽古の対象かも。中級者向け?

 四方向に向くけれど、いつも右足前。浮雲だけが左足前。

 だから、体への負荷は、かなり一部に集中します。

 

 居合で一々納刀するのは、ある意味、休憩です。

 立ちあがって、座りなおすのも同じ。

 早抜きはそれがない。だから、体への負荷は大きいですね。

 最初は、少し無理があるかもしれません。

 ゆっくり、少しずつ稽古をすると良いでしょう。

 痛みがあるようなら、アイシングもお忘れなく。

 正しい姿勢と動きが身に付けば、痛みはなくなるはずです。

 

 板間やフローリングより、畳の上での稽古の方が良いですね。

 昔の板の間は、今の板の間よりも柔らかかったはずです。

 あまりに固い床は、あまり稽古には向かないかもしれません。

 

 あるいは毛布でも敷くとか。

 なにかを敷いた上で稽古をする。これも良い稽古です。

 足元が引っ掛かったり、バランスを崩すようではいけない。

 実際、土間にゴザで稽古をする流派もあります。

 

 くれぐれも、稽古で体を壊すことのありませんように。

 

○初発刀から勢中刀 オーガストさん

 はい、よく稽古をしていますね。勢中刀を少しだけ手直し。

 とにかく、同時に動くことです。

 上下左右がバラバラにならないように。

 

○初発刀 テヅカさん

 まずは着付け直しから。

 やせている人は、帯と袴が落ち着きません。

 それでも、姿勢を意識するだけでもだいぶ違います。

 お腹を引っ込めず、腰を入れて、堂々と。

 下腹を緩めれば、内臓が落ちます。

 そうすれば、着付けもだいぶ変わってきます。

 

 頭、胸、腹。上、中、下。

 頭で考えるのではなく。

 胸で感じるのではなく。

 腹で動く。肚

 

 まずは座って、深呼吸。肚が抜けないように。

 落ち着きもしないで、ただ動いても仕方ありません。

 まずは深呼吸です。

 そこからゆっくりと手を掛けて、鞘を払い。。。

 

 はい、久しぶりの稽古ですが、よく覚えていらっしゃいました。

 以前よりも、上手になられました。

 また稽古ができると良いですね。

------------------------------

定刻に稽古終了。

 

扇風機を回していても、汗がボタボタとしたたり落ちる暑さでした。

 

あ、そうそう。久しぶりに、蚊に刺され/食われ/咬まれました。

美味しい血の若い子がいないから、おじさんでガマンしたのか。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

<<前の日記:八月に勢中刀

 

>>次の日記:秋の空に虎乱刀