出合と千鳥

いつの間にか梅雨も明けたようですね。

#関東甲信は7月29日。平年より8日遅く、昨年より30日遅いとか。

 

居合刀、大石神影流用の長木刀二本、常寸の鞘木刀を持って体育館へ。

いつもどおり、カジタさん、ハセガワさん、コバヤシさんの姿あり。

準備も万端。扇風機もセット済み。

いや、それにしても暑い。

体育館には熱気がこもっていました。

いつもどおりコバヤシさんがだいぶ早く来て、

扉を開けてくれていたはずなのですが。。。

いつもは開けていない上の窓を開放してみました。

すると、涼しい風が入ってきて。

うん、これでだいぶましですね。

あとは、虫やら鳥やらが入って来ないことを祈るばかりです。。。

 

さて、稽古開始です。

------------------------------

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○起居、進退、斬撃

 いつもどおり、皆で繰り返し。さらっとだけ。

 

○礼法

 テヅカさん、遅れて合流。というか、まだ定刻前でしたね。

 

 ん、礼法を覚えていない? あれまあ。。。

 お一人でしばらく繰り返してもらいました。

 なんだか袴の着付けも、相変わらずあやしい感じですね。。。

 着付けと礼法ができずに居合の稽古ができるはずもなし。

 次回以降の課題にしましょう。

 

○初発刀

 コバヤシさん、お一人で繰り返し。

 

 だいぶお上手になられました。もう少しですね。

 頭で考えて区切って動かず、体に任せましょう。

 水の流れるように。

 

○大森流&英信流表

 カジタさん、ハセガワさんと一緒にそろい抜き。

 

 独り抜きには独り抜きの稽古の仕方があり。

 そろい抜きにはそろい抜きの稽古の仕方があり。

 そういったこともよく考えましょう。

 

○太刀打 出会

 さてさて、常寸の鞘木刀を持参したのはこのためです。

 カジタさん、ハセガワさんにも事前にお伝えしてありました。

 

 虎走りに下方に抜き付け、追い込んで斬撃。戻って、納刀。

 

 初発刀や虎乱刀とは少し違うところあり。そこだけお伝え。

 あとはいつもどおり、一緒に抜いて真似をしてもらい。

 でもって、相手に立って、遣ってもらいました。

 

 剣術だと、打太刀と仕太刀なんて言いますね。一般的に。

 でも、無双神伝英信流抜刀兵法の太刀打だと、遣方と相手。

 業を遣う方と、その相手というところでしょうか。

 打太刀の打ち込みを仕太刀がさばく、とは限らない。

 遣方から抜き付けて、打ち込む。相手はそれを受ける。

 居合だから応じる、とは限らない。

 

 というか。

 応じる、とはどういうことか?

 誰に? 何に? いつ? どのように?

 攻撃されたから、それをさばく?

 それは、狭義の意味でしかないでしょう。

 

 ただ、相手に応じるとは限らず。

 場に応じる、状況に応じる。ということもあるでしょう。

 相手が行動したから、それを見て。

 問題が起きたから、それに対処する。

 それでは、あまりに遅いですよね。

 必要に応じて、自分から動くということもあるはずです。

 形だけを見て、先だ! 後だ!と言っても詮無きことでしょう。

 

 続いて、相手役もやってもらい。

 はい、普通に受けるとそうなりますよね。<切っ先が左。

 でもうちでは、こうなのです。<切っ先が右

 そんなところだけお伝えして。

 あとはお二人で繰り返してもらいました。

 

 いつも、二尺八寸前後の長い刀を抜き納めしています。

 二尺四寸程度の鞘木刀だと、だいぶ勝手が違いますよね。

 軽いし、短い。

 まるでおもちゃの刀のようです。

 つい、いつもの調子で収めようとすると、すっぽ抜けてしまう。

 ここら辺の加減も稽古でしょう。

 

 今までずっと、素抜き抜刀術のみを稽古していました。

 でもそれは、抜刀兵法のうちのごく一部でしかない。

 これからようやく、居合らしい稽古ができるというものです。

 どんどん先に進みましょう。

 

テヅカさん、ここでお帰り。暑い中、お疲れさまでした。

-----------------------------

<大石神影流剣術>

○陽之表

 カジタさん、ハセガワさん、コバヤシさんの三人と稽古。

 

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 よう剣から乗身まで二本ずつ。

 

千鳥

 さーて、よーやく十本目。

 先頭はカジタさん、二番目はハセガワさん。

 当然、お二人とも普通にできて。

 続くコバヤシさん、すぐにおできになりました。素晴らしい!

 いやー、できる兄弟子がいるというのは良いものですね。

 教える方も、楽で良い。

 コバヤシさんも、DVDをよくご覧になっているのでしょう。

 

十本通し

 カジタさん、ハセガワさんは言わずもがな。

 コバヤシさんも十本を間違えずにできました。素晴らしい!

 

 一方、打太刀で動きっぱなしの横浜支部長、暑さで朦朧と?

 打太刀の動きを間違える場面がありました。

 しかしハセガワさん、これに見事に対応。

 すごいですね。お見事でした。天晴!

 いつでも、こうありたいものです。<間違えた言い訳

------------------------------

<澁川一流柔術>

 

○履形

 礼式、負投、裏投、巻返、柔投、返投、捻付

 

 いつもどおり最初に示範して、あとは三人で掛かり稽古方式で。

 皆さん、だいぶお上手になられました。

 やはり繰り返しは大事ですね。練習、稽古。

 

 続く腰投もやりたかったのですが、時間の関係で示範だけ。

 ぜひ来週、稽古しましょう。

------------------------------

定刻を少し過ぎて稽古終了。

上の窓を開放していましたが、幸いにも鳥やらは入ってこず。

ただ、セミが一匹迷い込んできたようで?

 

皆さん、暑い中、お疲れさまでした。

 

ところで今回、見学の方がありました。

いつもどおり土曜の出勤から帰宅すると、連絡が入っていて。

今日の稽古を見学したいと。

体験もお勧めしましたが、見学だけとのこと。

大石神影流の稽古までご覧になって、帰られました。

東京にお住まいとのことで、世田谷支部もご案内。

ということ、連絡があるかもしれませんよー。<世田谷支部長

 

来週も通常通りの稽古です。

 

 

<<前の日記:稽古なし

 

>>次の日記:附入と腰投