閏日に心妙剣と掻込、眼潰、呼吸投

2020年はうるう年ですね。4年に一度。

でも正確には、

 西暦年が4で割り切れる年は閏年

  ただし、西暦年が100で割り切れる年は平年

   ただし、西暦年が400で割り切れる年は閏年

なのだそうです。

これは、1年が365.242日だから。

 4年に1度増やすとちょっと多すぎる。

  でも100年に一度減らすと少なすぎる。

   だからやっぱりたまに増やす。

みたいな。

場当たり的なやっつけに思えますよね。

でもまあ、実際的なのでしょう。

#少なくとも数学的には正しい。

でも1万年後とかどうするんだろう?<素朴な疑問

その頃には人類はもう滅亡しているか。あは

 

うるうは漢字で書くと閏。

日本にはない漢字だから、潤の読みを当てたとか。

#潤って、汪に似ていますよね。

 見る度に、我らが貫汪館を思い出します。

 

さて、そんな肉の日。

 

自宅のPC(相変わらず妻から借りています)で

ひと作業を終えて。

テーブルの上を片付けようと手を伸ばしたその瞬間、

腰にびきっと電撃が走り。

あまりの激痛に持ち上げたコインを戻すこともできず。

しばらくそのままううぅっっと、うなっていました。

ようやく落ち着いてコインを置いて。

なんとか横にゴロンとなって。

またやってしまいましたね。。。

かかりつけの勝俣接骨院は、土曜は13時まで。

時計を見ると、13時10分。あらまあ。。。

仕方がないので、妻にシップを貼ってもらい。

そのまま安静にすることにしました。

いやー、それにしても。

ただ手を伸ばしただけなんですけれどもね。

中腰で前傾したわけでもなく。座ったままで。

この衝撃と激痛は久しぶりでした。

まさしく、魔女の一撃

前日に職場で書庫の整理をしたのが原因でしょう。

それにしても、困ったものだ。。。

 

夕方になって着替え。いつもの倍の時間がかかり。

帯をして袴をつけてもシャンとせず。

腰がまっすぐに伸びない。うん、重症だな。

ちょうど塾が休みだった息子に刀持ちを頼み。

牛のような歩みで体育館へ。

見かねた息子、そんなんで稽古ムリじゃね?

それに答えて父曰く、行かねばならぬのじゃ。

みたいな。

 

コバヤシさんに挨拶。実は腰をやってしまって。。。

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんご到着。

いやー、実は腰をやってしまって。。。

恥ずかしいなあ、もう。

 

さてさて、そんなこんなで稽古開始です。

------------------------

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流&英信流表

 上座への礼も刀礼もままならず。。。

 皆さんに向かい合って抜いてもらいました。

 一人ずつ順番に回って、一言ずつアドバイス。

 たまにはこういう稽古も良いでしょう。

 

 ヒカルくん

 先週お伝えしたことを復習してもらいました。

 覚えていることと覚えていないことと。

 よくよく稽古して、きちんと身に付けましょう。

 

○太刀打

 

出合から絶妙剣まで

 カジタさんとハセガワさんお二人で復習。

 うん、先週よりも良い感じ。

 ちゃかちゃかと先を急がず。間を取りましょう。

 始める前、終わってから。間は大事です。

 

心妙剣

 さて、新しい形です。

 打太刀の打ち込みを抜き付けに払って真っ向。

 以上。

 

 とてもシンプルですね。

 示範して、やってもらうとすぐにできました。

 さすが!

 

 簡単なものから始まって、次第に難しくなる。

 基礎から始まって、中級、上級、応用、変化。

 これ、実は西洋的なカリキュラムですね。

 少なくとも太刀打は、そうではない。

 二本、二本、二本、三本、一本の十本。

 まだやっていない十本目はさらにシンプルです。

 大森流も、初発刀が一番難しい?

 最後の抜打は、もっともシンプルですよね。

 では不合理なのか? そうとは思いません。

 単なる考え方、思想、体系の違いでしょう。

 実際にこの体系で上達ができるはず。

 あとは稽古次第でしょう。

 

○初発刀から順刀まで

 コバヤシさん、先週と打って変わってイイ感じ。

 ご本人にも自覚があるとのこと。

 精神的な状態が、如実に表れるのですね。

 向後はそれをコントロールできると良いですね。

 

 流刀と順刀の運剣はまったく同じです。

 ただ体のさばきが違うだけ。

 では、初発刀は? 他の形は?

 一つの教えを受けたならば。

 他の形はどうなのかを考察する。

 大事な稽古です。

------------------------

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 呼吸に合わせてゆっくりと動きましょう。

 上級者はとてもお上手です。でも、まだまだ。

 同じことを稽古しても、内容は違うはず。

 それぞれのレベルに応じた稽古をしましょう。

 

 素振りもその場で剣を上下させるだけでなく。

 前後に動きながらの素振りもあり。

 

 構え素振り、いずれも手数に遣うための稽古です。

 手数に活かせるように稽古をしましょう。

 基礎基本です。すべてに共通。

 だから、基礎基本の稽古はコスパが良い。

 基礎基本がレベルアップすれば、

 他のすべてがレベルアップする。

 ということですよね。ふふ

 

○陽之裏十本

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で稽古。

 打太刀は前傾するわけでもなく、腰は問題なし。

 前半五本を通し、後半は一本ずつ。

 

乱曲

 あわてず正確に動きましょう。

 稽古を積めば、一連の動きで動けるはず。

 止まらず、区切らず、ゆっくり稽古を。

 

 先をかけること。不動の位で押すこと。

 タイミング、気迫が大事です。

 

極満

 少し直し。位の変化ですね。

 

大落

 ただ二回、剣を振り下ろすだけ。

 でもただ形をなぞるのではなく。

 実際に遣えるようになりましょう。

 打太刀の剣に惑わされず、まっすぐに打つこと。

 目標は相手の面です。まっすぐに打ちましょう。

 

白虎

 足さばきを二種。間合い、状況に応じて変化。

 大事なのは理合です。形ではありません。

 決められた形でしか動けなくなるのではなく。

 自由に動けるように稽古をしましょう。

------------------------

<澁川一流柔術>

○履形

 

礼式から絞りまで

 二人一組で稽古。

 形名や順番も覚えられると良いですね。

 でも本質は動きです。まずは形の稽古を。

 

 皆さん、毎週毎週、確実に上達されています。

 良いことです。

 

掻込

 さて、新しい形。

 返に取って大きく返し、下から取って持ち替え、

 後ろに倒して、喉。エイッ!

 

 下から引っ掛ける手が面白いですね。

 まさしく掻込?

 形としては、返投にも似て。切落にも似て。

 倒し方は足裏にも似て、潜投にも似て。

 極めは裏投げにも似て。

 なんにしろ、今までの形の応用変化です。

 皆さん、すぐにできました。さすがです。

 形が後半に進むほど、稽古が楽になる。

 おもしろいですよね。ふふ

 

眼潰

 読みは、がんつぶし。意味は、めつぶし。

 動作は至ってシンプル。裏投、腰投と同じ。

 あえてお伝えすることもなし。

 逆にこういった形を稽古することで、

 腰投、裏投なども上達するかもしれませんね。

 おもしろいものです。

 

 指の形、手形に注意しましょう。

 メガネを掛けている人には効かないかも? ふふ

 

呼吸投

 胸に当てて後ろに倒す。以上

 

 本来は当て。稽古では投げとして稽古。

 古武道あるあるですね。ふふ

 今さらこんな形は、皆さんさらっとできて。

 素晴らしい! さすがです。

 稽古の甲斐があるというものですね。

 

 動きとしては、裏投と同じ。

 逆に言えば、手を当てる場所が違えば違う形に。

 裏投は喉!とうるさく言うのはこういうことです。

 胸を押して倒すのは裏投ではない。

 きちんと区別をしましょう。

 

最初は稽古に苦労して。先に進むほど楽になる。

これも古武道あるあるでしょうか?

あるいはどんな習い事でも同じ?

学習曲線ってありますね。

あきらめず、コツコツと稽古することが大事です。

------------------------

定刻を少し過ぎて稽古終了。

腰はなんとかもちました。。。

 

帰りはコバヤシさんに刀を持ってもらって帰宅。

シャワーを浴びて、シップを貼って。

ふー、やれやれでした。

 

来週は稽古なし。

もともと卒業式で体育館は利用できず。

特別に、横浜支部長宅で柔術の稽古を。。。

と思っていたのですが、これも中止にしました。

コロナの影響を考慮してのことです。

不特定多数ではなくて特定少数ではありますが。

狭い密室での濃厚接触は避けた方が良いでしょう。

 

翌日曜のワックスがけも中止。

 

あざみ野第一小学校利用団体の運営委員会も中止。

 

再来週も同様に稽古なし。

 

次回の稽古は3/21土です。

→変更となりました。

 横浜市教育委員会の通達を受けて、 3月いっぱいは解放中止。

 4月第一週は入学式準備のため稽古なし。

 次回の稽古は、4/11土の予定です。

くれぐれも体調には気をつけてお過ごしください。

また元気な皆さんとお会いできますよう。

 

 

<<前の日記:貫汪館 古武道講習会

 

>>次の日記:稽古なし