4か月以上ぶりの稽古

神奈川にも「まん延防止等重点措置」の適用が決定されました。

現在適用決定されている都道府県と期間は次のとおり。

 4/ 5~5/ 5 大阪、兵庫、宮城

 4/12~5/11 東京、京都、沖縄

 4/20~5/11 神奈川、埼玉、千葉、愛知

対象地域は都道府県単位ではなく、

知事が指定する市区町村や一部地域が対象とのこと。

緊急事態宣言との違いについては、ふーん。。。という感じですね。

4月になって、各地で花見や飲み会が行われ。

新入生、新社会人の移動があり。歓迎会、送迎会が行われ。

感染者が増えるのもむべなるかな、という感じでしょう。

 

土曜の朝は、アラームで飛び起きて。

布団を畳んでから、金曜日と勘違いしていたことに気が付きました。

あれまあ。夢でも仕事をしていましたよ。。。

年度末、年度始でてんやわんやです。

また寝るのももったいないので、そのまま起きて。

 

風が強く、雨は降ったりやんだりです。

最近は週末になると天気が荒れますね。

春の嵐。

 

夕方になって着替え。傘を持って、家を出て。

でもって、また階段を踏み外し。

今度は左足首を激しくひねりました。

しばらく激痛で動けず。。。

これは捻挫か?と思いましたが、なんとか動けて。

そのまま傘をさして、体育館へ。

 

体育館では、カジタさんヒカルくんコバヤシさんショウタロウくんモップがけ。

 

ショウタロウくん、お久しぶりです。

11月末の稽古が最後で、12月からお休み。

 過去日記:位/瀧落/久方ぶり、そしてまた暫く

なので、まる4か月以上ぶりですね。

また一緒に稽古をしましょう。

道着と袴を新調されたそうです。

おおっ、たしかに新しい感じ。

おニューの黒道着と黒袴が目にまぶしい。。。

カコイイ!ですね。

 

ほどなくハセガワさんご到着。

同じく黒道着に黒袴。ダンディですね。

 

体育館の後ろ側には跳び箱とマットが戻っていて。

これでまた鏡は使えなくなりました。

まあ、元よりあまり使用しておらず。

また今度、使いましょう。

 

さて、稽古開始です。

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<澁川一流柔術>

 

○棒回し

 六尺棒4本、五尺棒2本を用意してあります。

 

ヒカルくん

 五尺棒。上手に回しています。

 

ショウタロウくん

 五尺棒でと思ったら、六尺棒の方が良いと。

 たしかに、五尺棒だと身長よりだいぶ短いですね。

 では六尺棒を回してください。はい、いい感じ。

 

コバヤシさん

 相変わらず一歩ごとにえっちらおっちらと。

 棒を回すとか以前に、重心の移動が難しい。

 棒を置いて、肩や腰に手を当てて、移動の稽古。

 目、肩、腰が水平に移動すること。

 上下左右にねじれないように。

 足首と膝を柔らかく遣うことでしょうか。

 軸足をぴんと伸ばして、後ろ足で蹴って進まないように。

 柔らかく、柔らかく。。。

 でもって、五尺棒を回してもらいました。

 細くて、短くて、軽い。はい、いい感じ。

 長くて重い棒。無理があるのでしょうね。

 短くて軽い棒で稽古をするのもありでしょう。

 実際には、その方が難しい稽古なのですが。

 

カジタさん

 重心を両足の間に。

 最近、きちんとできています。

 剣術の稽古の効果ですね。

 居合、剣術、柔術の三流派。無関係ではなし。

 それぞれに相互補完して稽古をしましょう。

 

ハセガワさん

 棒を回すのはお手のもの?

 もう少し歩幅を広く、腰が落ちると良いですね。

 速く回そうとしないことです。

 

○六尺棒表

 

向かい合って素振り

 もう知ってる、全部できる!なんて思わずに。

 基礎基本をまた一から再確認を。

 居合、剣術を稽古してきて。

 自分の身体も遣い方もだいぶ変わっているはず。

 それを棒にも適用する。

 新しい発見があるかもしれません。

 あるいは、ないようでは困るかも?

 

二人一組で棒合

 棒と棒を打ち合うことにムキにならず。

 正確に動きましょう。

 手で打つのではなく、体重の移動を利用することです。

 リキミは邪魔になります。

 

○半棒表三本

 横浜支部長打太刀で、カジタさん示範。

 カジタさん打太刀で、掛かり稽古方式で。

 一本目から三本目まで、一本ずつ稽古。

 

 打太刀の剣に打ち込むのではなく。

 打太刀の頭に打ち込むこと。

 それを打太刀が剣で受けるだけ。

 打太刀の剣を狙ってはいけない。

 

 打ち込むことばかりに気を取られて。

 上半身ばかりに気を遣ってはいけない。

 下半身が大事です。足腰がすべての基礎基本。

 そこをおろそかにしてはいけない。

 

 手の内も大事。

 剣と同じように。剣とは違うように。

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<大石神影流剣術>

 

○鞘ノ内

 向かい合ってそろい抜き。

 ハセガワさん二回目、ショウタロウくん初めて。

 お二人ともなんの問題もなし。お上手です。

 

 居合だからと特別扱いするのではなく。

 剣術でも同じように動きましょう。

 木刀だからと雑に動いて良いということでなし。

 丁寧に動くことです。

 

○試合口

 二人一組で打太刀と仕太刀。

 カジタさん&ハセガワさん

 コバヤシさん&ショウタロウくん

 ヒカルくん&横浜支部長

 

 今回は、打太刀の動きにフォーカスして稽古。

 打太刀は大事です。

 正確な打太刀は、仕太刀の稽古に必須。

 そしてなにより、打太刀自身の稽古になります。

 打太刀は、仕太刀のやられ役などではなし。

 お互いの稽古になるような稽古を。

 

○陽之表

 二人一組で打太刀と仕太刀。

 カジタさん&ハセガワさん

 コバヤシさん&ショウタロウくん

 ヒカルくん&横浜支部長

 

よう剣&げっ剣

 先週の復習。まっすぐに打ち込むこと。正確に。

 

無二剣&二生

 打太刀上段、仕太刀附けのセット。

 打太刀仕太刀ともに、正確に打ち込むこと。

 

稲妻

 仕太刀は、正確に打ち込むこと。

  面は、打太刀の頭を狙う。剣ではない。

  内腿は、上段からまっすぐに打ち込むこと。

  横殴りにならないように。

 打太刀は、正確に受けること。

  とくに内腿の受けに注意。

 

太陽剣

 打太刀仕太刀ともに、まっすぐに打ち込むこと。

 打太刀は、忖度して避けて打ってはいけない。

 仕太刀は、剣を避けて打ってはいけない。半身

 

よう剣から太陽剣まで稽古。

表十本は、いくらでも稽古ができます。

表ができずに裏や三学ができるはずもなし。

またきちんと稽古をしましょう。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

 向かい合ってそろい抜き。ゆっくりと正確に。

 

 お一人ずつ手直し。

 

ヒカルくん 初発刀

 最近、とてもお上手になられました。

 お伝えしたことを、きちんと稽古されています。

 それでもどうしても抜けてしまうことがいくつか。

 なので、また繰り返しお伝え。

 その後もずっと初発刀を繰り返されていました。

 とても良い稽古です。

 このまま続けていただきたく思います。

 

ショウタロウくん 陰陽進退

 抜き付けや納刀など、たまに雑になりますね。

 毎回毎回、丁寧に稽古をしましょう。

 張り受けは、きちんと受けること。

 形だけを作っても、受けきること能わず。

 物打ち付近をきちんと意識することです。

 その他はとてもお上手でした。

 若々しい動きです。フレッシュ。邪念なし。

 見ていて晴れ晴れした気持ちになります。

 

コバヤシさん 流刀

 難しい形ですね。

 大森流の中では一番難しい形とも。

 足に力が入っていると、自分で自分の邪魔をします。

 力を抜いて、すっと動けると良いのですが。

 流れるように。

 そのためにはこの窮屈な形を稽古して、

 身体の節々のカスを取り除くことでしょうか。

 繰り返し繰り返し稽古をしましょう。

 形が導いてくれます。

 

ハセガワさん 逆刀

 逆刀は、これまた難しい形ですね。

 手順が多く、やることも多い。

 一撃目と二撃目をきちんと区別すること。

 間の取り方。リズム。

 動作の意味を考えれば、おのずとわかること。

 ただ速く動けば良いというものではなし。

 ゆっくりと稽古をしましょう。

 

カジタさん 抜き付けの肘の向き

 抜き付けの肘の向きがわからないと。

 これまたピンポイントな質問ですね。

 

 肘がおかしいからと、肘だけ直せば良いというものではなし。

 原因は他の場所にあったりします。

 というか、それが普通かも。

 ある動作がおかしいのは、その前の動作がおかしいから。

 その前の動作がおかしいのは、さらにその前の動作がおかしいから。

 さらにその前の動作がおかしいのは、、、。

 という感じです。

 でもまあ、無限後退ではないのがせめてもの救いか。

 なぜなら最終的には座姿勢に還元されるから。

 

 そしてまた。

 手の内、半身の姿勢、足の踏み方、肚。

 などなど。。。

 ある個所がおかしいのは、他の個所がおかしいから。

 他の個所がおかしいのは、さらに他の個所がおかしいから。

 さらに他の個所がおかしいのは、、、以下略。

 どこかだけを直して直るものではなし。

 なぜならすべては一つだから。

 全てを正していくと、いつの間にか解決される。

 そういうものかと思います。

 

 抜き付け、運剣、斬撃、血振るい、納刀。

 すべて同じことです。

 すべて共通の動きです。

 なにか一つに疑問を生じたら。

 他の動きはどうなのかを検証してみましょう。

 自分で稽古をする際の、手法のひとつです。

 

 二尺八寸で樋なし。先重の居合刀。

 持つのに精いっぱい?

 それも原因の一つでしょうか。

 ときおり短くて軽い刀をお貸ししたりして。

 

 さらに言えば。何も持たずに稽古をする。

 これもとても良い稽古方法のひとつです。

 いつでもどこでもできますしね。ふふ

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20時30分をほんの少し過ぎて稽古終了。

時間配分は概ね良し。

というか、稽古量の問題でしょうか。

このくらいの時間なら、このくらいの稽古量。

いつも内容を詰め込み過ぎですね。

すべてを稽古するのではなく。

ある程度は取捨選択をせざるを得ないかも。。。

 

ハセガワさん、稽古を終えてぐったりと。

まだ稽古を再開したばかりです。

気も遣うでしょうし、体力も遣うでしょう。

無理せず、少しずつ稽古をしましょう。

 

一方、ショウタロウくんはまったく元気で。

さすが、若いですね!

その体力がうらやましい。。。

 

コバヤシさんの着替えを待って体育館をあとに。

外は激しい雨が降っていました。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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